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Twitterとぷよクエの思い出

今回はTwitterのお話です。

Twitterやってますか?やってると思います。しかしリアルで尋ねられると対処に困るこの質問……私の場合は「やってないですね^_^」と答えます。

インターネットでは同好の士と趣味の話だけしていたい‼️リアルの話はLINEだけで十分ではないでしょうか⁉️😡😡😡というのが私の主張です。

最初はTwitterでリアルのことも呟いてたんですが、どこから知ったのか、あまり親しくない知り合いにこっそり監視されていたという事件があって……(→即鍵化)。

そんなトラウマもあったTwitterですが、今月で一区切りにすることにしました。今回はそのご報告と、思い出語りのようなものです。

Twitterを始めた理由

一度はやめたTwitterをまた始めた理由。それはとあるゲームの攻略情報を仕入れるためでした。ぷよクエです。

10周年おめでとうございます

今から3年と少し前、その頃はとある伝説のプレイヤー様が書いていたぷよクエ攻略ブログ(恐れ多いので名前は書きません)があり、2019年秋にぷよクエを始めた私は大変参考にしていました。かのキングオブさかな王子の記事は100回は読んだ気がします。

しかしタイミングが悪く、始めた直後にそのお方は引退。当然更新も止まってしまい途方に暮れることになります。

今は分かりませんが、その頃のぷよクエwikiは情報が古すぎてまるで使いものになりませんでした。

一例を挙げると、初代シリーズは「☆7では、『味方全体の攻撃力と体力を2.5倍に、回復力を2倍にする』リーダースキルが非常に強力。とっくん推奨」といったことが書かれていました。フェス☆6で普通に3倍の時代の話です。嘘つき……💢💢💢

私はこれを信じて貴重なアイテムを無駄にするという痛い目を見まして、そのwikiの記事を修正したりもしたのですが、限界を感じてTwitterに流れてきました。

艦隊という文化

Twitterは刺激的でした。ぷよクエ界隈を訪れた私に衝撃を与えたもの、それは「艦隊」という文化でした。

「艦隊」の一例(画像はTwitter検索結果より)

当初は↑の意味が全く分からず、「自分の遊び方は間違ってるのかな……」と悩んだりもしました。ぷよクエでは同じカードを並べても強いデッキはできません。いったい何の意味が……?と。

これが推しへの愛情表現というのに気がつくまで、1週間はかかった気がします。時間と手間、あるいはお金をかけて推しのカードを集めまくることでその愛を誇示する文化。なんとなくネイティブアメリカンに伝わる「ポトラッチ」という儀式を思い出しました。

ポトラッチ(potlatch)
《元来は消費・贈与の意》北アメリカ太平洋岸のインディアン社会に広くみられる、威信と名誉をかけた贈答慣行。 主催者は盛大な宴会を開き、客に蓄積してきた財物を惜しみなくふるまって自らの地位と財力を誇示し、客もその名誉にかけて他の機会にそれ以上のもてなしをする。

出典 小学館デジタル大辞泉

他だと収集も衝撃でした。収集ではイベントごとに決められた何かを20万(当時)集めれば報酬がもらえます。当然20万集めたら終わりのはずですが、実際はその100倍の数を優に超えて集めるプレイヤーがいるのです。

あれは集めた数を競う、プレイヤー同士の名誉をかけた戦いか何かなのだと思います。天空闘技場的な……

そんな文化に順応しているうちに、同じ時期に始めたプレイヤー様と繋がることができて、Twitterもぷよクエも面白いなとなっていました。

一番楽しい時期とは

突如訪れた外出自粛の閉塞感漂う2020年。昼間外に出れないためか、深夜1時の公園が人で賑わう異様だったあの年。

個人的には、それで生じた時間と心の隙間をぷよクエに埋めてもらっていた1年でした。

時は流れていきます。

人にもよりますが、ぷよクエも1年程度遊ぶと「やった」感は出ます。ぷよクエに限らずどんなゲームでも大体はそうだと思います。

ぷよクエが一番楽しい時期は始めて2〜3ヶ月頃です。

カードの性質をおおまかに把握し、デッキもそれなりに組める程度にはなる頃。でもまだまだ資産が不足しているので工夫しがいのある頃。フェス☆7や強力なフルパワーキャラを入手しては喜び、にゃんこを引いては肩を落とす頃。そんな時期です。

そうこう試行錯誤して手応えを感じているうちに、この楽しい時期も足早に過ぎ去ります。蒸気塔を制覇する頃が一区切りでしょうか。

デッキは成熟し、しだいに創意工夫の余地が少なくなります。新しく入手したカードを調べても、なんだか効果の言い方や倍率が違う程度としか感じられず、始めた頃のような新鮮さは得られません。むしろ性能はもうどうでもよくて推しの亜種が欲しい。そんな時期。

この頃になると、新たな高難度クエストやギルイベ全盾ゾーンをいかに効率よく攻略していくか、という遊び方にシフトしていきます。

これはこれで楽しいのですが更に1年も遊べば十分満足、そして他の事に関心が移って引退。Twitterを見ているとこの流れが典型だと思います。

仲が良かった周囲のプレイヤー様も、進学や就職などで(多分)少しづつ去っていきました。

SPP、その進化

緊急事態宣言が続きつつも、満員電車も復活し、新しい日常が始まりつつあった2021年。

私も学業と仕事両方が忙しくなり、光の学園もあまり出てこないのでプレイ継続どうしようか考えていたところ、界隈を騒がせたあのニュース。SPP(「スーパーぷよクエプロジェクト」の略)の発表がありました。

SPPは「進化」をテーマに掲げて始まった大規模リニューアルプロジェクト(2021年1月生放送)。これは大きな話題になり、生放送で触れられるたびにTLが盛り上がっていました。

しかしなかなか具体的な情報が出てきません。2ヶ月に1度の生放送、終盤ギリギリの時間になって行われる小出しのフリップを眺める日々。そして公開直前になって見えた全容。それは新UIと新主人公組が目玉らしい、というものでした。

……UI(※ユーザーインタフェース、画面の見た目)だけが変わってもゲーム内容は変わりません。正直なところ期待していた内容とは異なるものでした。

それでも、「1年近く引っ張り続けてこれで終わるわけがない、他にもきっとあるはず……」と生放送を見続けて最後にお出しされたもの。それが「とこぷよ」だったことは衝撃でした。進化とはいったい……極めて複雑な感情を抱いたのを覚えています。あの時は。

(画像は本文と特に関係ありません)

おそらく運営様は嬉しいサプライズ、という位置付けで出したのだとは思います。ぷよクエお気に入りのキャラでとこぷよができる、と。

しかし個人的に期待していたものは、「収集・プワチャレ・蒸気」に変わる新イベント、今までにない斬新な効果のカード、既存デッキが通用しない環境……とかそういう感じでした。これらが実装された上での発表だとまた違った印象を持ったとは思います。

成仏するオタク

結論、運営様と自分が見ていた「進化」の方向は、違うところを向いていたのだ、と受け止める他はありませんでした。勝手な期待を抱いていただけ、ということで一つお願いします。

しかしSPPには予想していなかった評価点がありました。ストーリーに関してはリニューアル前より遥かにずっと良くなったのです。あれこそSPP最大の成果だと個人的には思っています。

新主人公についても、既存キャラだけでも渋滞を起こしているのにまた増えるの……と当初はかなりネガティブだったのですが、時空探偵組が軸となってストーリーを回すようになった事で既存キャラが活き活きと動く。キャラと物語上の役割が噛み合った結果、異邦関連以外で「先が気になる」ストーリーが展開されるようになったのです。

この後に発表された光/闇の学園メインの「キューちゃんパニック!?」が特に秀逸なストーリーだったこともあり、今まで満たされない思いを抱いていたキャラ同士の掛け合いに歓喜。

いつも通りのドタバタコメディ……からの激エモ展開

あれは光/闇の学園推しが5年待った念願の本格共演ストーリーでしたが、妄想していたものの100倍ぐらい濃密な話、双方にとって完璧な出来でした。公式からの供給をTwitterでずっと待っていた私たちにとって、あの話は福音でした。天使だけに。

リーダーが出れず大ピンチの光の学園、ほぼ勝ち確定の状況で塩を送るエドガーという構図。ベタですね。このシチュエーションだけでお腹いっぱい……こういうのでいいんです。こういうのがいい……‼️‼️‼️

もう思い残すことはない。オタクは飢えが満たされると成仏するんだな……と感じたのを覚えています。妖怪みたいですね。そういう訳ですっかり満たされ、2022年3月をもって無事引退しました。

その後

じゃあぷよクエ引退したからTwitterもやめよう……とはなりませんでした。

ぷよ界隈を追いかけるメリット、それは絵師様の素敵なイラストが楽しめるということです。

これらは10周年を祝うごく一部のイラストです。恐ろしいまでの愛と熱量……こうしたクオリティのイラストが各キャラクターの誕生日や記念日に溢れるのです。ここまで絵師様に愛される作品はなかなかないと思います。

ゲームをしない人にとってもキャラの魅力で楽しめるゲーム。それがぷよクエの最大の強みです。運営様的には弱みかもしれません。

今考えていること

でも最近は思うのです。

「イラストは素敵だけど、別に毎日張り付いて見る必要はないのでは」と。

Twitterだとリアルタイムなので性質上、ふとした時間に見てしまいがちですが、これは自分自身の時間が細かく断片化されることを意味します。

引退した方がかつて仰っていました。「引退したら、(まとまった時間で)本でも読みたいな」と。この気持ちはよくわかります。

今後もぷよ界隈は追いかけますが、Twitterはしばらく離れて、自分の時間を大切にしたいなと思った次第です。

ただTwitterで過ごした時間を否定するつもりはありません。生放送や新情報公開でFF様と一喜一憂する瞬間は楽しかったです。

こちらは例の流行り病による高熱で全く眠れず苦しんでいた時、FF様から贈られたイラストなのですが、グスッ……😭となりました。私の宝物です。

雑然としたこと

他、Twitterというプラットフォームの劣化は気になるところです。

最近は凍結騒ぎとかあのいきなり出現した🐕とか、ここ大丈夫なのかな……という不安はありました。ワンチャンに罪はないのですが、あれを止められる人がいない会社って危なくないですか……これらを見なかったことにしても、今のTwitterに新しいことが起きそうなワクワク感はないです。

みんな何となく似たこと考えているせいか、BlueskyとかMisskeyとか移住先候補が話題になってますね。この辺りで何か変わるといいなと思います。

後はなんか……いいねのない世界に行きたいです。INTERNET OVERDOSE……ノー承認欲求……Misskeyはいいねがなく、代わりにリアクションバトルという謎の文化がありはしますが、SNSの新しい形になるのではないかな〜と期待してます。

最後に

Twitter楽しかったです。
今まで仲良くしてくれた方、ありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。

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