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11.3DDT大田区総合体育館大会「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ in Ota-ku」雑感


今日は店を休みにしてリフレッシュ休暇をいただきました。
リフレッシュするというとプロレスか野球しかありません。

ということでDDT大田区総合体育館。
シングルのリーグ戦「D王 GRAND PRIX」開幕戦です。
ちなみにタイトルが
「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」
になってるのは、実は昨年末に行ったリーグ戦が「D王 GRAND PRIX 2021」なんですね。
雑誌の月号みたく先付けしたら年内に2回やることになってしまったと、そういうことです。

「D王 GRAND PRIX」をG1クライマックスやチャンピオン・カーニバルに並ぶリーグ戦にしたい、という高木社長の思いで大会実行委員長には小橋建太さん就任。
秋山移籍以降、なんやかや使われるね。そのうちDDT内でバーニング再結成とかあるんだろうか。そいや志賀賢太郎は何してるんだろう。


大田区体育館、ちょっと寂しい客入り。
リーグ戦の決勝戦ならともかく、開幕戦でやるには箱がデカすぎたか。



○第三ダークマッチ KO-D8人タッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>谷津嘉章&彰人&大和ヒロシ&中村圭吾 vs 大鷲透&アントーニオ本多&平田一喜&ヨシヒコ<挑戦者組>


義足レスラーの谷津嘉章がヨシヒコとどう向き合うんだろう、と見てたら「なんだこの人形は!!」と蹴っ飛ばして終了しました。まあ、こんなもんでしょう。
谷津さんは終盤、平田の失神チョップを浴びてノーリアクションだったあと「やってられない」とか言ってリング降りたりしてたんで、潮時かもしれないですね。
本人がやりたいことと、会社から求められる仕事が違うというのはよくあることです。


○オープニングマッチ KO-D6人タッグ王座決定戦~ノーDQマッチ 時間無制限一本勝負
男色“ダンディ”ディーノ&飯野“セクシー”雄貴&今成"ファンタスティック"夢人 vs 高木三四郎&青木真也&岡田佑介

フェロモンズを見てるとどうしても佐藤光留と中澤マイケルの「変態団」を思い出し、そうやって考えるとフェロモンズの活動もそう長くないんだろうなあ…とか思ってしまう。
望むならフェロモンズ最後の相手は変態団を用意してほしいが、マイケルはAEWの人になってしまったので難しいかなあ。ひかるんも出てくれるのかわからないし。


今日は“エレクト・リーガルパレード”という新技が出てました。夢のある合体技です。



大社長がドラマティックドリーム号を投入したことで糞味噌…もとい、混乱に拍車がかかっていました。

というか、こういう試合に青木さん本当に順応するようになりましたね。無駄遣いなのかなんなのかよくわかんなくなってきた。




○第二試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
赤井沙希&高梨将弘 vs 橋本千紘&納谷幸男

赤井さんは実はゴリゴリした女子選手との対戦が少ない。
ので、橋本千紘とのマッチアップを注目して見てたのだが、結構渡り合ってた。いまの赤井さんと里村明衣子のシングルが見たい。

高梨が元気そうで安心する。


○第三試合 30分一本勝負
佐々木大輔&MJポー vs ボディガー&吉村直巳

佐々木の新しい、けど新しさを感じない新チーム「ダムネーションT.A」始動。T.Aは「total addiction」の略。

この試合、終盤に新しいメンバーを呼び込んでお披露目するのかな、と思ってたら終盤入ってきたのは先月後楽園で佐々木が自分で呼んでおきながら蹴っ飛ばした高尾蒼馬で、佐々木を一方的に襲撃。試合はノーコンテスト。
佐々木と高尾の抗争スタート、か。

高尾もいっそ自分でチーム作ったらいいのに。「エンドレスワルツ」とか。鈴木鼓太郎を入れよう。



○第四試合 スペシャルハードコアタッグマッチ 30分一本勝負
クリス・ブルックス&ドリュー・パーカー vs 勝俣瞬馬&MAO

勝俣瞬馬プロデュース、DDT的ハードコア。
今日もプラスチック収納ケース、大量のレゴブロック、クラッカー(音が出る方)、風船という「彩鮮やかだが、それどれくらい痛いの…?」というアイテムが散乱してリングが「地獄の子供部屋」(@三田佐代子さん)と化す。
一方でドリュー・パーカーが持ち込んだアイテム「ダーツ」に震えました。
ダーツを相手選手の背中に投げるのはマフィアの拷問みたいで見ててキツイですね。

やっぱりDDTのデスマッチは「くるくるバットデスマッチ」とか「ブラ&パンティーデスマッチ」とかそういうのであってほしい。



○第五試合 Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
HARASHIMA vs 樋口和貞

ここからD王 GRAND PRIXリーグ戦。
順番とはいえ、最初にHARASHIMAなんだ、と“格付け”に驚く。

打撃打撃打撃…と40代後半のHARASHIMAにはしんどいであろうフィジカルマッチ。つらそうでも全部やり返していくHARASHIMAを最近ちょっと好きになってきている。
レスラーは下がり目を自覚すると別の色気が出てくる。

ハードなコンタクトの攻防の末、ブレーンクロースラムで樋口勝利。
純粋に拍手してしまう。


○第六試合 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
遠藤哲哉 vs 火野裕士

火野の体格差は大型選手も増えてきたDDTの中でさらに図抜けてて、選手が並ぶと「そりゃこの人が一番強いでしょうね…」という説得力に溢れている。
遠藤と対戦してるのを見ていて、昔の「藤波辰爾vsビッグバン・ベイダー」を思い浮かべた。もちろん火野がベイダーだ。

遠藤は遠藤でよくやっていて、今日は火野に真っ向からぶつかり、何度かトライの末についに巨漢の火野を持ち上げ、投げることに成功する。
が、持ち上げたダメージがあってすぐカバーにいけない。
そこを火野が逆襲に転じると、一瞬の丸め込みで遠藤がカウント3。
ああ、終わり方まで藤波vsベイダーだ…!と驚いた。



○セミファイナル Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
秋山準 vs 上野勇希

秋山の娘さんは爬虫類好きみたいで「かえる観察チャンネル」というyoutubeをやっている。


「松井珠理奈の1歳上」というので、たぶん25歳。
グッズ作ったりエサ売ったりしてる。ちなみにカエルを飼う際にエサはゴキブリらしくて、それをクリアしてしまうことにちょっと尊敬する。
ときどき秋山が娘のツイートをリツイートしてたり、娘さんが自分のアカウントで父の試合をコメントしてたりする。2020年代の親子関係…。

という秋山からすれば26歳の上野はほぼ息子、というより「娘の彼氏」くらいの年代な選手なわけで、そんな上野が試合直後にロープブレイク直後に秋山のスキンヘッドを馬鹿にしたように撫でてから張り手したりするから、そりゃあ秋山も怒るわけで。
というかそんなことができる上野がすごい。
いやあんな短時間で秋山怒らせられないよ普通。

秋山が一方的にボコボコやって、たまに上野が反撃する、みたいな試合で秋山がフィニッシュに持ち込もうとしたところを上野がオカダ・カズチカばりに顔面へのドロップキックで勢い止め、そこからWR(回転式大外刈りみたいな技)で一気に畳みかけてカウント3。鮮やか!
上野すごい。
最初から最後まで見事な試合だった。




○メインイベント Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
竹下幸之介 vs 岡林裕二


今回のリーグ戦で一番注目されると思われる試合が開幕戦メインイベント。
何年か前に「竹下・遠藤vs関本・岡林」で何回か当たったけど、シングルは初めて。
その何年か前に比べてガッチリ身体が大きくなった竹下が岡林とラリアットやチョップをバンバン打ち合う。
白熱した攻防…のはずなのだが、なぜか間延びしたように見えてしまって、眠くなってしまった。

試合後半になってバチバチやってるはずなんだが何となく身が入らず、試合は時間切れ引き分け。うーん。なんだろう。悪くはないはずなんだけど…という試合。

同じ大田区総合体育館で先月やはり時間切れ引き分けになったジェイク・リーvs宮原健斗はいろんな攻防で「おおすごい!」と思えたのに、今日の竹下vs岡林がそう見えなかったのは何なのだろう。
この試合は見た人の感想知りたい。
人によっては好勝負、みたいに見えたかもしれない。

メインが引き分けということでDDTでは異例のマイク無しで終了。珍しい。
ちなみに私の「D王 GRAND PRIX」予想は決勝が遠藤vs岡林で、遠藤優勝です。願望込みで。


番外ですが今日は久っしぶりに「プロレス終わってご飯に行く」ことができました。
本当いつ以来だろう?
去年からずーーっと「プロレス終わると飲食店は閉まってる」世の中でした。

次は声を出せるようになってほしい。


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