一般人の私が発信活動をやり続けたい理由。
20代の頃、私は女優になりたくてお芝居の道を志していました。
ところがどっこい、鳴かず飛ばずの10年間。
私のキラキラした女優になる夢は、東京に来てフリーターになったという結果だけ残し幕を閉じたのです。
その後はなんとか就職ができ会社員として生活していくのですが、でもやっぱり何かを創りたいし表現したい気持ちが強い。
お芝居で食べていけなくても創作をするのは私の自由だ!と、いろんな媒体で発信の活動を試みていました。
こんなふうにnoteだったりをやっている時に「自分は結局、何を発信したいんだろう」ということを考えるのです。
音声配信も3年ほどやり、その中では雑談配信をやったり、ラジオをやったり、自分で作った声劇の公演をやったりしました。
そしてこのnoteもなんだかんだと2年近くやっております。
私という人間は何をしたくて発信を続けているのだろうかと改めて考えてみたのです。
遡ること小学生の頃。
体の小さかったチビいのは、25歳くらいでV6の岡田くんと結婚すると信じて疑いませんでした。
その後も、ずっと世界を守るセーラー戦士として悪と戦いながら充実した毎日を過ごしていると思っていたのです。
いつの頃からか、自分がどう生きていったらいいのかわからなくなって、何がしたいのか何が好きなのかもわからなくなりました。
もっとやらなきゃと焦ってはうまくいかないということが増えていったような気がします。
無邪気に「しいたけになりたい!」と言っていた子供の頃が懐かしい。
きっとお芝居の道を断念した時に「私には無理」とか「叶うはずない」とどこかで知ってしまったからなのかもしれません。
やることなすこと無意味な気がして、それで余計にやりたいことがわからなくなっていったのかも。
社会に出て現実を突きつけられ、「自分には何もできない」という思いが強くなり、なんだかいつももがもがと溺れてしまいそうでした。
20代から30代半ばくらいまで「生きづらすぎだろ!」と地団駄を踏んでいた期間が長かったような気がします。
仕事も恋愛もうまくいかないし、お金もない。
心はいつも乾いて誰かに拠り所を求める。
嫌われないように、世間から弾かれないように必死にしがみつきながら生きてきた。
でもなんとかそれらをくぐり抜けて「今」があり、40代に向けて生きているわけですが、じゃあ何故別にやらなくてもいいし望まれてもいない発信活動をしているのかと考えてみたのです。
きっと「繋がり」を求めているのかもしれません。
それは友達がほしいとかそういうものではなく、慰め合いたいとか極度に馴れ合いたいわけでも依存しあいたいわけでもない。
でもほんのり共鳴したり共感しあいたいのです。
雨がぴちょんと葉っぱに落ちるように。
過去の自分みたいにしんどい時期を生きている人のちょっとした暇つぶしというか隙間になりたいのだと思います。
一人で立ち上がるのはしんどいけど、でもやっぱり最後に「よいせ!」と立ち上がらなければいけないのは自分自身だから。
眠れない夜を越えようとしてる人のほんのちょっとの隙間になりたいのです。
体のこと、メンタルのこと、仕事のこと、婚活のこと、結婚のこと、キャリアのこと、お金のこと。
女性にとって大切にしたいことを、自分の経験と言葉で紡いでいきたい。
そしてそれが誰かの一つの選択肢になれたら。
そんな繋がりを誰かと作れたらいいなと思いながら、今日もちまちまとnoteを更新している私なのでございました。
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