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く:靴下は同じ柄の物を3足買うと言う話

あいうえお回顧録 く 靴下

私の足は親指が一番長いエジプト型と呼ばれるタイプです。
この足はちょっと厄介なんです。
私の爪が厚いタイプのせいも有ると思いますが、きちんと爪を切っていても靴下の親指の先が当たる部分がピンポイントですぐに破れてしまうのです。特に利き足の右側から。
靴下どころか高校生の頃には学校指定のやたら高価な革靴にまで穴を開けてしまって買い替えた事も……(成長期でもあるまいし、周りでその革靴を買い替えた話なんて聞いた事無かったのに)
ストッキングも爪先補強じゃないとすぐに破れてしまいます。
そんなヤスリのようなナイフのような足に生まれた私は子供の頃から運動靴や小学校の上履き(中学と高校はベンジョサンダルだった)にも穴を空けていました(成長期だったから穴が空かなくても買い替えただろうからコレはセーフにしよっと)
そこだけ頻繁に穴が空く私の靴下を母はせっせと繕ってくれていたのだけど、縫い目が当たって気持ち悪かったので、何ならもう空いたまま履いていたいと思っていました(笑)

そんなわけで私にとって靴下は質より量で、靴下に特に思い入れを持つタイプでは有りません。
そこそこ大人になった頃、安価で可愛い靴下が3足1000円で出回るようになりました。
オシャレな女の子なら3足とも違うデザインの物を選んで買い求めるのでしょうけれど、私がそんな事をしたら片方だけ穴の空いた靴下が大量発生してすぐにゴミになってしまいます。
結果、全く同じ靴下を3足買って、片方に穴が空いたら残りを取っておき、もう一組に穴が空いたらその残りと組み合わせて履くと言う事を繰り返すようになりました。
しかも左右固定の柄だと本当にピンポイントですぐ穴が空くので左右固定でないデザインの物を。履く時に左右が変わると当たる位置も少しズレますから。
オシャレとは何ぞや(笑)
ちなみに穴が開いた靴下もすぐ捨てるわけではなく、掃除なんかに使ってポイしていました。

今現在、運動靴も上履きも履かず、そもそも歩く事すら減ってしまった生活を送るようになって私の靴下の親指穴空き率は著しく減りました。
家にいる時はスリッパだし、出掛ける時は夏はほとんどサンダル(それ以外でも爪先が空いた靴)を選んで履いていると爪先と靴で靴下が押される事があまり無いのです。
とうとう人並みに靴下のかかと部分が少しずつ薄くなって破れると言う傷み方も経験しました(笑)
大体はそこに辿り着く前に履き口のゴムが伸びて掃除行きになる事が多いですけれど。
今なら3足で別々の靴下を買っても良いかもしれないなと思いつつ、貧乏性な私は結局は同じ物2足に何か1足、あるいは3足同じ物を選んでしまうのでした。

ちなみに示し合わせたわけでもなく足の形も違うのに、兄が同じ事をしていると言うのを何かの折に義姉(兄嫁)から聞いて、やっぱり兄妹だなあと笑ってしまいました。

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