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助産学生が思うこと#005

出産に優劣も勝ち負けもないんですよね…
 お腹を痛めて産んだからこそとか…無痛分娩で楽だったとか…
 アホらし
 この子は私の子供で、母親は私だけなのに
 生まれたてのこの子に教えてもらいました

『コウノドリ』第10巻、「無痛分娩」で無痛分娩で赤ちゃんを産んだ女性が言っている。
(*このお母さんは、心臓に持病があったため、無痛分娩を選択することになった)

医学的に「…するべきだ」「…した方がいい」ということは、
個人の「…するべきだ」という考え(価値観)と、大きく異なる。

医療に関する情報は(医療についてのあれこれ)
時代とともに変わっていて
価値観も人それぞれ

お産もそうで
昔と今とでは、色々変わってきた。
だから、迷信とかで、特に妊婦さんを不安にさせていないか、
妊婦さんに何か言う前に、考えて欲しい。

お産に正解はない。
お産に絶対はない。

個人の「絶対…した方がいい」「…できない人は、母親として失格だ」という言葉は
時に、周囲のお母さんたちを傷つける。

“その赤ちゃんのお母さん” ではない人から決められることではない。

十人十色という言葉があるように、それは、お産にも当てはまる。(何でもそうだと思うけれど)

赤ちゃんのお母さんは、そのお母さんだけ。
周囲がいろいろ言うことでは、ないんじゃないか、と思う。
(口をはさむという意味で)
(お母さんをほっておく、ということではなく)

「出産に優劣も勝ち負けもないんですよね…
 お腹を痛めて産んだからこそとか…無痛分娩で楽だったとか…
 アホらし
 この子は私の子供で、母親は私だけなのに
 生まれたてのこの子に教えてもらいました」

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