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助産学生が思うこと#002

キミたちやキミたちの愛する人が、妊娠したときに
 今日僕が来たことが…
    頭の片隅に残っていたら母子感染症を防げると思っています

『コウノドリ』20巻、「母子感染症」で、こうの鳥先生が言っている。

母子感染症は多い。
なると、赤ちゃんが先天異常(生まれつきの異常・障害)となることがある。

感染者と接触したから、必ずお母さんが感染する,ということではなく
お母さんが感染したから、必ず赤ちゃんが感染する,ということでもなく
赤ちゃんが感染したら、必ず発症する,ということでもなく
赤ちゃんが発症したら、必ず後遺症を持つ,ということでもない。

不安になり過ぎることはないのだけれど、
やっぱり不安。

防げるものは、多い。
それは、特別なことではなく
ちょっとの気遣い・知識・勇気でできる。

知識については、人づてに聞いた,ネットで調べた…だけでなく
健診のとき、医療者(医師とか助産師とか)に、質問してもらいたいと思う。
正しい知識をもって、日常生活で予防して欲しいから。

風疹が流行した時
ワクチンを打っていない男性は、ワクチンを打って下さい,と言われた。
もしお父さんが風疹で、それがお母さん(妊婦さん)にかかれば、
赤ちゃんが、先天風疹症候群(目の障害、心臓の病気など)となることがあるからだ

「自分はワクチンをうっているのだろうか」と
 考える,実家に確認する(自分の母子手帳確認するとか)。
「ワクチンを打つために、会社を早退しよう」という勇気をもつ。
そう、あって欲しい、と思う。

中々腰は上がらないと思う。

でも、
「ワクチン1本で、防げるもの」だからこそ
自分のパートナーと、自分の家族(お母さん、赤ちゃん)を守るため
ちょっとでもいい。
もし、自分の知り合いに妊婦さんがいたら
もし、自分のパートナーが妊娠していたら
「母子感染症」について、気に掛けて欲しい、と思う。

ちょっとした、気遣い・知識・勇気で
予防できる。

「キミたちやキミたちの愛する人が、妊娠したときに
 今日僕が来たことが…
    頭の片隅に残っていたら母子感染症を防げると思っています」

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