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遺伝子組み換え 134

ちょっと調べたことをまとめてみます。
 
下記の情報は2009年にグリーンピースが発表した日本の遺伝子組み換え商品と企業のワーストランキングです。
日本人が好きそうな有名な企業ばかりですね。
 
ワースト1位 明治ホールディングス
「カール」「明治ミルクチョコレート」他多数
精神薬の販売も手掛ける
 
2位 味の素グループ
「豊年サラダ油」「ピュアセレクトマヨネーズ」他多数
MSGの生みの親
 
3位 山崎製パン
「ナビスコリッツ」「コーンポタージュスープ」「ナビスコチップスター」
パンはすべて食物ではない、みたいな
 
4位 森永グループ
「おっとっと」「チョコフレーク」 「エスキモーシリーズ」他
 
5位 サントリーフーズ
「ペプシコーラ」「CCレモン」
 
6位 キューピー
「マヨネーズ」「ドレッシング」
 
7位 サッポロ飲料
「リボンシトロン」「不二家ネクター」
 
8位 日清オイリーグループ
「ヘルシーコレステ」「ギャバ習慣調整豆乳」他
 
9位 キリンビバレッジ
「午後の紅茶」「キリンレモン」
 
10位 ロッテ
「パイの実」「コアラのマーチ」「雪見だいふく」「トッポ」他多数

★遺伝子組み換えとは
遺伝子組み換えとは、生物の遺伝情報を意図的に変更する技術のことを指します。この技術は、生物のDNAに新しい遺伝子を挿入したり、既存の遺伝子を取り除いたり、変更したりすることで行われます。遺伝子組み換え技術は、分子生物学の進展により発展し、多くの分野で利用されています。

遺伝子組み換えのプロセス

  1. 遺伝子の選定: 特定の特性(例:病害抵抗性、成長速度の向上など)を持つ遺伝子を選定します。

  2. 遺伝子の抽出: 選定した遺伝子をドナー(提供者)生物から抽出します。

  3. ベクターの作成: 選定した遺伝子を運搬するためのベクター(例えばプラスミド)を作成します。

  4. 遺伝子の導入: ベクターをターゲット生物の細胞に導入します。一般的には、バクテリアを利用したトランスフォーメーションや、ウイルスを利用したトランスダクション、微細針で直接細胞に注入するマイクロインジェクションなどの方法があります。

  5. 細胞の選別と増殖: 遺伝子が成功裏に導入された細胞を選別し、これを培養して増殖させます。

  6. 確認と検証: 遺伝子が正しく組み込まれていること、目的とする特性が発現していることを確認します。

遺伝子組み換えの応用例

  1. 農業: 遺伝子組み換え作物(GMO)は、害虫抵抗性や除草剤耐性などの特性を持ち、収穫量の増加や農薬使用量の削減に貢献しています。例えば、Btトウモロコシやラウンドアップ耐性大豆などが有名です。

  2. 医薬品: インスリンや成長ホルモンなどの医薬品は、遺伝子組み換え技術によって大量生産されています。また、遺伝子治療も特定の遺伝病を治療するために行われています。

  3. 工業生産: バイオエタノールの生産や、バイオプラスチックの製造など、環境に優しい工業プロセスの開発にも利用されています。

遺伝子組み換え技術の利点と課題

利点:
・作物の収量や栄養価の向上
・病害虫への抵抗力向上
・農薬の使用量削減
・医薬品の大量生産とコスト削減

課題:
・環境への影響: 遺伝子組み換え作物が自然環境に与える影響や、生態系への影響が懸念されています。
・食品安全性: 遺伝子組み換え食品の長期的な健康影響についての議論が続いています。
・倫理的問題: 遺伝子操作に対する倫理的懸念が存在し、特にヒトの遺伝子操作に関しては強い議論が行われています。

遺伝子組み換え技術は、現代のバイオテクノロジーにおける重要な技術であり、さまざまな分野で応用されていますが、その利用には慎重な検討と規制が必要です。

★遺伝子組み換え食品のメリットデメリット
遺伝子組み換え食品(GM食品)は、その生産と消費に関して多くの議論があります。以下に、遺伝子組み換え食品のメリットとデメリットを詳しく説明します。

メリット

  1. 収量の増加:

    • 病害虫耐性: 遺伝子組み換え作物は、特定の害虫や病気に対して耐性を持つように設計されています。例えば、Btトウモロコシは、バチルス・トゥリンゲンシス(Bt)という細菌の毒素を生産し、特定の昆虫害虫に対して抵抗性を示します。

    • 環境ストレス耐性: 乾燥や塩害などの環境ストレスに強い作物を開発することで、過酷な環境でも高い収量を維持できます。

  2. 農薬使用量の削減:

    • 害虫や病害に強い作物は、農薬の使用量を大幅に削減できます。これにより、環境負荷が軽減され、農薬による汚染のリスクが低減します。

  3. 栄養価の向上:

    • 遺伝子組み換え技術により、作物の栄養成分を強化することができます。例えば、ゴールデンライスは、ビタミンAの前駆体であるβカロテンを豊富に含んでおり、ビタミンA欠乏症の予防に役立ちます。

  4. 生産コストの削減:

    • 遺伝子組み換え作物は、農薬や肥料の使用量が少ないため、生産コストを削減することができます。また、病害虫や環境ストレスに強いため、収穫量の安定も期待できます。

  5. 持続可能な農業:

    • 遺伝子組み換え技術は、限られた農地や資源を効率的に利用することで、持続可能な農業の実現に寄与します。高収量で安定した作物生産は、食糧安全保障の向上にもつながります。

デメリット

  1. 環境への影響:

    • 遺伝子組み換え作物が自然環境に及ぼす影響についての懸念があります。例えば、遺伝子組み換え作物の花粉が非遺伝子組み換え作物や野生植物に交雑する可能性が指摘されています。

    • 生態系への影響も懸念されており、特定の害虫が減少することで、それを餌とする動物に影響を与える可能性があります。

  2. 食の安全性:

    • 長期的な健康影響については、依然として議論が続いています。現在のところ、主要な科学的機関は遺伝子組み換え食品が安全であるとしていますが、一部の消費者は不安を感じています。

    • アレルギーのリスクも懸念されています。新たな遺伝子が導入された場合、その遺伝子がアレルゲンとして作用する可能性があるためです。

  3. 経済的・社会的影響:

    • 遺伝子組み換え種子の多くは特許で保護されており、農家は毎年新しい種子を購入する必要があります。これにより、大手バイオテクノロジー企業への依存度が高まり、小規模農家に経済的負担がかかることが懸念されています。

    • モンサントなどの企業が市場を支配することで、種子の多様性が失われるリスクもあります。

  4. 倫理的問題:

    • 遺伝子組み換え技術の利用に関する倫理的な懸念があります。特に、食物の遺伝子操作に対する抵抗感や、自然の秩序を変えることに対する懸念が存在します。

結論

遺伝子組み換え食品には、多くのメリットがあり、農業生産の効率化や食糧安全保障の向上に大きく貢献しています。しかし、その一方で、環境や健康、安全性に関する懸念や、経済的・倫理的な問題も存在します。これらのメリットとデメリットを慎重に検討し、科学的証拠に基づいた規制と監視が必要です。消費者の選択肢を尊重し、透明性のある情報提供も重要です。


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