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お大師様が見ていてくれる

 四国歩きお遍路・景子ちゃんの接待所世話人、國方卓さんからメールが届きました。千年以上続く、「いのちの営み」の思いをしみじみです。

「今日も、小藪さんとジュース150本、飴、バレンタインのチョコをもって接待所に行ってきました。石碑には、景子ちゃんの好きだったコアラのマーチと雛あられも。
 正直、お金がないときは千円で買えるだけとか、厳しいときもあります。でも、困ったときに援助してくれる人が現れ、『あーあ、これもお大師様がみてくれているんだろうなぁ』と勝手に解釈しています。お遍路さんに数名会いました。すごく感謝してくださいました。疲れたけど清らかな気分でした」

 お遍路の根本は「同行二人」です。お遍路さんは、お大師様はいつも一緒にいてくれる。お接待する人は、お遍路さんの姿を通じてお大師様を思い感じる。その「いのちの営み」が、大いなるものとの対話、生かされている自分、感謝や安寧の心根となってくれます。人間だけの心根です。

 接待所の願いは、「お遍路さんの結願」「子どもたちがいのちを大切にしてほしい」「病気や障がいの子どもへの支援の輪が広がってほしい」です。世話人の方々は、山中にジュースを徒歩で運び、清掃など全て手弁当です。

 AI時代にこそ、「生かされている」=人間の心根を感じてみませんか。まずは、公式サイトをご訪問ください、接待所の願い(応援方法)などをご一読いただければ幸いです。小さな「いのちの輪」が広がることを願います。合掌。

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