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詩乃纏め

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詩を纏めておく為のマガジン。
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記事一覧

苦しむ者の詩

 コロナ倒産。それは珍しいものでは無かった。だから、自らが働いている会社が潰れても、大し…

伊野聖月
9日前

足掻く者の唄

 ただ漠然と、幸せになりたかった。  なのに、幸せになる方法が分からなかった。  腹が満…

伊野聖月
1か月前

満たさレぬ者ノ詩

 その子供は飢えていた。  他の子供よりも飢えている時間が長かった。  食べる量が少なけ…

伊野聖月
1か月前

幸福願フ詩

 ただ漠然と、幸せ願った。  さすれど、その方法は分からなかった。  腹が満ちれば、それは…

伊野聖月
3か月前
3

愛されぬ者の唄

 薄暗い部屋の中で赤子は泣く。  大人達が談笑する中で赤子は泣く。  赤子は泣く。暑さの…

伊野聖月
5か月前
1

愛知らぬ者の唄

 愛されぬ子は愛されぬ子で、生きるすべを身に付ける。  自分を殺し、自分を捨てて、その心…

伊野聖月
5か月前
2

心喰らう者の唄

 死なない蛸と言う詩がある。  飢えた蛸は足を食らい、やがて身をも食らいて尚死なぬ。  印象的なこの詩を、人の心に例えてみればどうだろう。  例えば、愛されぬ子が居たとしよう。  愛されぬ子は考える。   愛して愛して   抱きしめて   頭を撫でて   こっちを見て   話を聞いて   今だけでも一緒に居て   辛いときは慰めて   出来るようになったらそれを誉めて  しかし、その願いは何一つ叶わない。そうして、やがて子供は言葉を飲み込む。   愛して欲しい   抱き

贖罪の唄

小さな少女は悲痛に叫ぶ  ごめんなさい  ごめんなさい  ごめんなさい  ごめんなさい …

伊野聖月
5か月前
1