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さながら作家井上靖(写真ばっかり)

皆様こんにちは!
静岡県伊豆市にあります、天城湯ヶ島エリアに恋をしています
いのししことさとあやと申します。自己紹介noteはこちら👇

久しぶりの天城湯ヶ島で、湯ヶ島のルーツを辿るたび。

今日は文章は少ないです。
天城湯ヶ島のルーツを辿る旅。
と言えば。作家の井上靖。

代表作は「しろばんば」。新潮社でのあらすじには

野草の匂いと陽光のみなぎる、伊豆湯ヶ島の自然のなかで幼い魂はいかに成長していったか。著者自身の少年時代を描いた自伝小説。

とあります。とってもゆるやかな描写で天城湯ヶ島のゆったりとした、淡い色味を感じることが出来る作品です。というわけで…

井上靖資料室(伊豆市 市民活動センター2階(旧湯ケ島小学校))に行ってきた。

図書館に併設されていて、井上靖先生の作品すべてがそろっています。貸し出しコーナーがあります。これをそろえるのは大変だったと図書館の職員さんが教えてくれました。

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さらに進むと、井上靖先生の生きた足跡や、文章も掲示されています。

そして。実際執筆していたお部屋が再現されています。

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それどころか

実際に描いていた原寸大の原稿用紙があり、

「書いていいですよ」とのこと。

ふがー!!!!🐗

それはスニーカーを脱いで…

「しつれいしまーす」

「それでは今からさとあや先生、執筆にはいりまーす」

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やる気MAX!🐗✨

がりがりがりがりがりがりがりがり

がりがりがりがりがりがりがりがり…

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「ちょっと今話しかけないで。降りてくるの待ってるから」
(何が?)

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がりがりがりがりがりがりがりがり…

よし!今日はここまで!

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おあとがよろしいようで。

最後に私がとっても好きな井上靖先生の文章を載せます。

「わさび美し」
私の郷里は伊豆半島中部の山村である。天城山の稜線の雲が美しく見えるところで、わさびを産する村だ。
 私は郷里のことを訊ねられると、大抵このように答えることにしている。わさびの出る村というのは全国で極めて少く、その大部分が静岡県である。だから、そうした意味で、わさびを産する村だと答えるのではない。あの何とも形容できない独特の瑞々しい青さを持った葉の茂みの下を、絶えずきれいな冷たい水が走っているわさび沢のある村を、眼に浮かべて貰いたいからである。それからまたあの独特の香気と味を発する植物を産する村の風景や人情が、そのわさびの味のようにぴりっとしたものを持たぬ筈はないからである。
 私は自分の村がわさびを産することを誇りに思っている。と同様に、自分の県がわさびを産することを誇りに思っている。金や銀を産してくれるより、どんなにわさびを産してくれることの方が有難いだろう。
 わさびのいいところは、説明の要らぬところだ、わさびはわさびである。あの独特の風味について、人間がかれこれ言う必要はない。かれこれ言えば言う程、わさびの生命は言葉の間からこぼれ落ちてしまうに違いない。
 わさび美し。これだけで充分だ。
 わさび美し。わさびを産するわが村美し、わが県美し。

日本に生きていることを喜びたくなる文章だなと思っています🐗💕


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