涙をふいて立ち上がるのさ 時代をつくれ ラジカル・ティーンエイジャー!
1995年1月17日、後に「阪神淡路大震災」と呼ばれる大地震が発生した。
発生から約1週間後の1月23日に発行された「産経新聞 緊急増刊 1月27日号 神戸大震災」という雑誌ではこう報じている。
それから1年3ヶ月後の1996年4月17日、「THE ALFEE」が、まだ仮設状態だった「神戸国際会館ハーバーランドプラザ」で、震災後初となる神戸でのライブを行った。
GB(ソニー・マガジンズ) 1996年7月号に、そのライブレポート(文・小松明美)が掲載されている。
ファンは「みんな一様に、この日を本当に待っていたと興奮気味に話してくれた」。
高見沢は、1000枚近くのハガキをセッセと書いたそうだ。
震災後初の神戸ライブは、その高見沢の誕生日当日だったこともあり、特別なものになった。
涙をふいて 立ち上がるのさ 時代をつくれ ラジカル・ティーンエイジャー!
2021年1月。昨年より続くコロナ禍で、音楽は「不要不急のもの」とされ、さらに感染予防の観点からライブ演奏は激しく制限されている。
本当に、音楽は、ライブは「不要不急」なのだろうか?
音楽に、力はないのだろうか?
そんなことはない!!
音楽に縋ることによって、その日一日をどうにか生きることができた時期を経験した私は、そう強く信じている。
「ラジカル・ティーンエイジャー」(作詞・作曲 高見沢俊彦)の歌い出しの歌詞は、こうである。
そんな 2021年の世の中を生きる「崩れた夢に立ち尽くし、涙を流す君」へ、曲は「すりきれた夢は 捨て去ってしまえ」と勇気づけ、そして、こう励ます。
涙をふいて 立ち上がるのさ 時代をつくれ ラジカル・ティーンエイジャー!
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