龍神NIPPON(男子バレーボール)を布教したい
この記事は慶應義塾大学杉浦孔明研究室アドベントカレンダー2023の2日目の記事です。
はじめましてペーターです。
皆さんは龍神NIPPONで呼ばれている日本男子バレーボールはどのような印象をお持ちでしょうか。
そもそも野球やサッカーと違って見ていない方もいるかと思います。昔からテレビでなんとなく見ていて知っていたとしても次のような印象をお持ちの方が大多数なのではないでしょうか。
私も小中学校時代にはテレビで見ていて同じ印象を持っておりました。特に2010年頃はほとんど火の鳥NIPPON(女子バレーボール)しか見ていなかったです。
しかし、今期の龍神NIPPONは歴代最強といっても過言ではありません!!!
おそらく、今年9-10月ごろ行われたFIVBパリ五輪予選(Volleyball Olympic Qualifying Tournament;OQT)を地上波で久しぶりに見た方にはこんな印象をもった方がいたかもしれません。
なぜ、ここまで龍神NIPPONは歴代最強と呼ばれるほど強くなったのでしょうか。今年の戦績にも触れながら語っていこうと思います。
2023年の龍神NIPPONの成績
実際に、2023年の龍神NIPPONの特筆すべき主な成績は以下の通りです。
ブラジルに公式戦で30年ぶりの勝利
46年ぶりの主要国際大会銅メダル(ネーションズリーグ3位)
アジア選手権3大会ぶりに優勝
16年ぶりに自力でのオリンピック出場獲得(オリンピック前年での出場決定は32年ぶり)
実に華々しい成績であることがうかがえます。しかもこれらはすべて2023年で起こったことなので龍神NIPPONの急成長がうかがえます。
余談ですが、本大会をテレビ的には「ワールドカップバレー2023」と宣伝していますが、ワールドカップを呼んでいるのは日本だけです。ワールドカップバレーは現在主要国際大会(オリンピック、世界バレー、ネーションズリーグの3つ)から外れており、しかも今大会でもって消滅します。メディアはW杯といっているのに対して選手はみな”OQT”と言っているのはこのためである可能性が高いです。
なぜ龍神NIPPONはここまで強くなったのか
ここから本題ですが、なぜ龍神NIPPONはここまで強くなったでしょうか。私としては以下の2点があげられます。
石川キャプテンの存在による若手選手の台頭
海外から招いた監督による組織力向上
以下、それぞれについて簡単に説明します。
石川祐希選手の存在による若手選手の台頭
現在龍神NIPPONのキャプテンでありエースである石川祐希選手の存在感がチームとしてかなり大きいです。
石川選手は『日本史上最高の逸材』として高校卒業後から代表として活躍していきました。
海外リーグにも挑戦しずっと『日本史上最高の逸材』として前に進み続けるその姿を若手選手も感化されて成長していく流れが生まれています。
海外から招いた監督による組織力向上
現在、龍神NIPPONの監督は元フランス代表であるブラン監督です。ブラン監督の戦略が日本のチームワークとマッチしており、チームとして総合力がアップしていきました。
ちなみに、バスケやハンドボールの監督も海外出身であることから大きな成果を残しているようです。
龍神NIPPONは海外でも大人気である
また、龍神NIPPONは国内だけでなく、海外でも高い評価を受けて大人気です。その大きな理由としては漫画・アニメ「ハイキュー!!」の人気が背景にあると思われます。
例えば下記の海外のバレーボールチャンネルの動画では、そのチャンネルで最も再生(2千万回以上)されている動画が日本人の動画であるほどです。
特にフィリピンでは日本よりも熱狂的なファンが多く、フィリピン会場での試合でもまるで日本ホームゲームかそれ以上のような応援があるほどです。これにも相手国がかわいそうと思えるほどです。
また、この現象は海外に限った話ではなく、YouTubeのコメントでも「ハイキュー!!で龍神NIPPONに興味をもって見始めたらリアルハイキュー!!すぎてはまった」みたいなコメントがある程度です。
ハイキュー!!好きな皆さんはぜひリアルハイキュー!!を見てみてください。
最後に
何年も日本バレーボールを追っている私ですが、実はこの前のOQTが初めての現地観戦(代々木国立競技場)でした。
この日はセルビア(2023年12月2日時点世界ランク9位)相手に3-0のストレート勝利で多いに盛り上がり、最高の試合を生で見られて最高でした!
パリオリンピックではぜひ龍神NIPPONを応援しましょう!!!
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