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幻の講話 一巻選集 -日本人の道徳的基盤となる一冊-

森信三の『修身教授録』という本はご存じでしょうか?
修身学の要諦とされる本で、これから教員になる学生に向けて志を持つことや学び続けることの大切さについて、戦前の実際の授業の記録を一冊の本にした内容です。
教員になる学生向けの授業ではありますが、深い知識と実践に基づいた修養の基礎が詰まっているので、多くのビジネスマンがこの本を読んでいます。
私も『7つの習慣』と並んで、この本を道徳的基軸としています。
今の政治は退廃しっぱなしですが、政治家がみんなこれ読んで実践したら、日本はたちまち良い国になるだろうにと思えてなりません。

この『修身教授録』をベースにした『幻の講話』という本があります。
これは戦後20年くらい経って、森信三が「今授業するならこんな話する」といった内容を修身教授録風に授業形式でまとめた本です。
これは5巻から成り、それを後世の人たちが厳選して1巻にまとめた本、それが表題の『幻の講話 一巻選集』です。

私は『修身教授録』は一通り読み終わって、今は毎月の読書会に参加して学び直しています。
それくらい素晴らしい本なのは間違いありません。
しかし先述した通り「戦前の」「教員になる学生」に向けた内容であり、そうした属性の人たちに向けた授業から学ぶものなので、どちらかと言えば変化球な本で人に薦めるのは戸惑います。

一方この『幻の講話』は「戦後の」「一般の子供に向けた」、しかも『修身教授録』が17歳頃向けなのに対しこちらは12~13歳向けを想定しているので、より平易で分かりやすいです。
それを厳選して一巻にまとめているのだから、触りとしては最高の一冊だと思います。

しかし、これ一般に販売されてないんです…。
この一巻選集を発行した「実践人の家」のウェブサイトから注文する必要があります。
でもそれだけの価値はあると思います。

この本に関しては、感銘を受けた箇所やビジネスに関連する箇所について、何回かに分けて詳しくまとめと読後感を記していこうと思います。
マガジン形式でまとめていくので、宜しければご覧ください。
そして気になったら上記サイトからポチっとしてみてください。


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