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グラマス達成マナリアウィッチ解説【RSCアディショナル】

マナリアウィッチでグラマス達成できました!! やったー!!!

グラマス達成

最後7連勝で昇格戦に入り、そのまま連勝でグラマスになれたので、結構形になっているのではと思い、構築と思考をまとめておくことにしました。

人生初グラマスの記念も兼ねてます。めでたい。

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1. 構築

デッキレシピ

マナリアウィッチに限らず、イザベル採用型のウィッチは構築の幅がかなり広い。融合するためのフォロワーを増やしたり、アルティメットマジックを安定させるためにスペルを散らしたり、その辺りのバランスが非常に難しい。

1.1. 採用スペル

採用スペル

イザベル入りウィッチの調整において、特に散らすスペルの評価がかなり難しい。3枚積んだカードはゲームに絡みやすいから勝利への貢献度が可視化しやすく、またダブついたときのリスクの程度も少ない試合数で実感できる。一方で、ピン挿しのカードはゲームに絡みにくいため、採用による効果が実感しづらく、代わりに他のカードを採用していたら…という状況も、そもそも引く回数が少ないために遭遇しづらい。

この構築についても、今はこの形というだけで、数日後にはまた数枚変わっているということもありうる。方針としては、ユニオンカウントが進むよう種類を確保しつつ、融合の邪魔にならないよう最低限の枚数で散らしてある

現在の各スペルの評価は以下。

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記憶の軌跡

記憶の軌跡:0~2枚。打ちづらく、ダブつくとデッキが回らなくなってフォロワーを並べにくくなり、一生打てなくて停滞することがある。

知恵の光

知恵の光:3枚…だと思う。イザベルからのトークンでもあり、ユニオンのカウントには絡まないので減らす思考も理解できる。でもやっぱ状況を選ばず1コスでデッキ掘ってスペブ進めるのが偉い。

ナイフトリック

ナイフトリック:0~2枚。スペブの連鎖が良い感じに繋がると気持ちいいが、ダブつくとリソース難になる。1枚が適正な気がするが、枠の都合で採用できていない。

グランドブレイク

グランドブレイク:2~3枚。めっちゃ強い対面と終盤全く打てない対面がある。打ちづらい対面でダブつくリスクを下げつつ散らす意識で2枚に抑えている。

マジックミサイル

マジックミサイル:1~3枚。いつの時代もかゆいところに手が届くカード。パワーが高い訳ではないので散らしている。

フューチャーヴィジョン

フューチャーヴィジョン:2~3枚。序盤に打てるとパワーは高いが、ダブつくとめっちゃ弱いカード代表。散らす恩恵が大きいので2枚が適正っぽい。

魔力による複製

魔力による複製:1~3枚。以前は3以外ありえない感じだったが、イザベルの登場によって、急いでデッキを掘ったり終盤アングレアを増やしたりする必要性が低くなったので、散らせるようになった。

天外の片鱗

天外の片鱗:0~2枚。0コススペルになることができ、進化の価値が高いこのデッキにマッチしたカード。2枚積んでも良いが枠がない。

炎の握撃

炎の握撃:0~2枚。片鱗と合わせて2枚採用が限界な気がする。現状、大型フォロワーの処理はエレノアの美麗なる術式で間に合っているので0枚。環境に合わせて採用を検討する枠。

輪廻の女神

輪廻の女神:試したことはないが、散らす先の選択肢としてはかなり優先度が高そう。イザベルに混ぜられないため実質スペル枠。輪廻→熾天使でユニオンカウントを2稼ぐことができる他、環境によっては極光を選ぶこともできる神のカードに見える。グランドブレイクと役割が被っていることもあり、2枚目以降は打つ機会がなさそうなので、1枚採用を試してみたい。

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1.2. 採用フォロワー

採用フォロワー

スペルとうってかわって、すべて3積みの素直な配分。

エレノアとアレイスターについては、環境によっては減らしてもいいと思っているが、今はどちらも3枚。理由としてはラスワネクロの台頭が大きい。

対ラスワネクロのアレイスターの重要性は計り知れない。スペルとして打ってラスワ発動やラスワカウント達成を妨害する他、セレストマグナに対する回答という役割も大きい。

アレイスターはセレストマグナに強い

終盤のセレストマグナ素出しは非常に強力で、回答を用意しておかないと、圧倒的有利状況でも突然詰みかねない。しかし、そこにアレイスター進化を合わせることで、盤面を返しつつリーサルから逃げることができる。

セレストマグナに備えるために、アレイスターはできれば常に手札に1枚抱えておきたい。そのためにエレノア進化でアレイスターを増やす動きの価値も高くなっている。

もちろんセレストマグナに合わせる以外にも、インモラルディザイアがかかっている大型を消したり、カゲロウに打って魂の一刀を消したりと、アレイスターによって相手の勝ち筋を潰せる場面は多い。アクセラレートも含め、アレイスターを投げた回数が勝敗に直結すると言っても過言ではない。

対ネクロ以外の対面においてはアレイスターの役割が皆無になることも多いが、そんなときはイザベルに混ぜればいいというのが革命的だ。1枚くらいはスペルとして打つことでユニオンカウントを進める役割を担うこともできる。

また、エレノアについても、余ったらイザベルに混ぜればいい他、美麗なる術式でユニオンカウントを稼いだり、ユニオンマジックを増やすことで横展開への回答を作ったりアルティメットマジック連打の構えを取ったりと、できることの幅が広く、対面を選ばない性能である。


2. スペルウィッチとの比較

スペルウィッチvsマナリアウィッチ

マナリアウィッチの比較対象としてよく挙げられるデッキに、スペルウィッチがある。このマナリアウィッチも少なからずスペル軸のギミックを採用している訳だが、ここでは純スペル軸との比較について触れておく。

スペルウィッチとの最大の差別化点は、後引きが許されるという点である。スペルウィッチの勝ち筋であるルーニィ、エルモート、ジオースなどは、終盤に引いても使い物にならない。これは、スペルブーストのコンセプト上必ず付きまとう、スペル軸の限界でもある。

一方で、マナリアウィッチのアングレアはトップで引いてすぐ使うことができる。トップ解決というと聞こえは悪いが、デッキに有効牌が眠っているからこそ起きる逆転である。

スペル軸は後引きが許されないが、マナリア軸は間に合う

また、この特徴はイザベルとの相性にも表れる。スペブフォロワーは、数ターン手札に抱えて育てていく必要がある。そのため、同じスペブフォロワーでも先に引いたカードの方が価値が高い。ゆえに、スペルウィッチにおいてイザベルに混ぜるべきは後から引いてきたカードということになる。しかし、得てして序盤はリソースが安定していない。見えている範囲に混ぜていいカードがなく、トップに混ぜやすいカードが来ることを祈るのもしばしばだ。

逆に、マナリアウィッチはアングレアを先に引いても後に引いても価値は変わらない。デッキが20枚を切ってから本気を出すカードなので、むしろ早く引くほど手札のロスになる。ゆえに、序盤にイザベルに混ぜるカードとしては打ってつけである。

スペル軸はイザベルに混ぜにくいが、マナリア軸は混ぜやすい

スペル軸の「早くから抱えておくほど強い」という特徴のデメリットが、イザベルに混ぜにくいという形でさらに顕著となる一方で、マナリア軸の「デッキを掘るまでアングレアのパワーが低い」というデメリットが、イザベルの登場によって緩和されている。これによって、安定性の面でスペル軸とマナリア軸は大きな差が開いてしまった。

スペル軸の優位性は、序盤からジオースを引いている場合の盤面の強さ、ルーニィが育つスピード、マイザーによる面処理性能にある。これらの特徴が、安定性を差し置いても輝くような環境でない限りは、マナリア軸の方が優秀と言えるだろう。


3. マリガン

基本的な指針としては、序盤はドロースペルやスペブフォロワーでデッキを回し、中盤をアングレアのスタッツでしのぎ、終盤にイクシードフェイタルアルティメットの特大バーンで締める、という感じである。

このため、マリガンではデッキを回すためのカードを探しに行く。長期的なプランを見据えたカードは(ルーニィを除いて)基本的に返してしまい、いずれ引き直すだろうと考えている。

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単キープ:知恵、ルーニィ、イザベル、石英

知恵、ルーニィ、イザベル、石英

セットキープ:スペブフォロワー・イザベル+2コスドロースペル・マジカルラット

スペブフォロワー・イザベル+2コスドロースペル・マジカルラット

対面によってキープ:ヴィジョン(対ロイヤル)、アレイスター(対ネクロ)

フューチャーヴィジョンvsロイヤル アレイスターvsネクロ

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マギスが単キープに入っていないのは、後引きでも十分スペブが間に合うから。安定を取って2コスドロースペルを探しに行った方が良いと思っている。

また、ツイッターで流れてくる情報を見ている感じ、イザベル単キープも珍しい部類かもしれない。俺は後4先5のイザベル進化のパワーを評価して、キープしていいと考えている。特にマナリアウィッチは序盤からイザベルに混ぜやすいカードが多いので、キープによるリスクも小さい。

対ネクロのアレイスターは言わずもがな。ただ、キープしたからといって2tに打つ動きはしたくない。絶対消したいフォロワーに対して当てるまで温存したい。2枚目を引いたりエレノアで増やしたりできると打つハードルを下げて良い。

対ロイヤルのヴィジョンは連携ロイヤル意識。

また、まだ自分の中で定まっていないため上には書かなかったが、マグナゼロネメシスの2tサプライヤーが強すぎるため、エレノアやアレイスター、グランドブレイクもキープ候補に入れて良いかもしれない。


4. イザベルの扱い

究明の魔術師・イザベル

まず混ぜるカードについて。

序盤に引いたアングレアは全部イザベルに混ぜるくらいの勢いで良い。アングレアを出さなければ大量にデッキが消滅することはないので、いずれ引き直すことができる。アングレアがいないならアレイスター(対ネクロ以外)、それもいないならマジカルラットやエレノア…といった優先順位。スペブフォロワーはデッキを掘りつつ盤面を作れるためできれば残したい。

デッキが20枚を切った辺りからは、スペブが進み切らなさそうなスペブフォロワーも混ぜるようにする。混ぜ切ったイザベルを新しいイザベルを混ぜたりもする。また、この段階でもアングレアが余りそうなら混ぜてしまう。イザベルを引いた時点でフィニッシャーはアルティメットマジックであり、イクシードとフェイタルは火力補助くらいに捉えて良い。

次に混ぜるタイミングについて。

3tに知恵+2コスという動きがしたいので、できれば2tに1枚混ぜておき、3tに知恵が作れるようにしたい。逆に1tに混ぜるメリットは薄い。

3回目の融合については、紅蓮を打ちたいターン or イザベルを出して進化を切るターン or 他のイザベルに混ぜたいターンに行う。後4or先5に混ぜてイザベル出して進化というパターンが多い。

中盤以降については、1回目の融合はなるべく急ぎたい。好きなタイミングで知恵を作って打てるようにしておくと、スペブで得をしやすい。また、終盤紅蓮の魔術込みでリーサルを取ることも多いので、フィニッシュが何ターン後かは意識したい。

とにかく早めに混ぜ始めるに越したことはない。そして、その決断には、今後使いそうなカードと使わなさそうなカードを見極める大局観が必要不可欠である。


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解説は以上です。質問や意見交換、アドバイスも歓迎しているので、よろしくお願いします。

また、しばしばゲーム配信(シャドバ含めて色々)をやっていたりするので、もしよければ冷やかしに来ていただけると嬉しいです。常に冷えてるけど(過疎なので)。

それでは。


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