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ゆるゆる百合ハーレムスローライフ、いいね【スライム倒して300年】

試験勉強に疲れて、受動的に摂取できる癒しを求めてアニメにたどり着いた。なるべく受動的に摂取したいので、ゆるい作品をチョイス。選ばれたのは『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』。つい先日完結した2021年春アニメだ。

チョイスは正しかった。刺激が少なく、めっちゃ面白い瞬間というのもほとんど訪れないが、ぼーっと見ていても安定して癒しを享受できる。今もっとも求めている作品だった。

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物語の舞台はよくある異世界。レベルMAXの最強魔女のアズサが、ヒロインたちを仲間にしながら、スローライフを送っていく。主要キャラは全員美少女。いわゆるジェネリックきらら枠。

アズサは単純に能力が高い上に性格がめちゃくちゃ良いので、主要なヒロインのみならず登場人物全員に好かれているのが心地いい。あとその辺を鼻にかけないのも良い。あと声が良い(CV:悠木碧)。

基本一話完結だけど、話が進むにつれて一緒に住むヒロイン=家族が増えて段々にぎやかになっていく。ほのぼのスローライフには、やはり気の置けない仲間とのなんでもないコミュニケーションが不可欠なのだ。

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よくあるチート主人公無双モノとこの作品の違いは「アズサが積極的に発展を求めていない」ということにある。チートスローライフ系をそんなに見ていないので詳しくないが、チート能力を使って危なげなく成長していったり生活を豊かにしていったりするものが多い印象がある。しかし、アズサの目的である「理想のスローライフ」は物語の最序盤に完成しているので、基本的に「現状維持」が目標となる。そこに突飛な能力は必要ない。

それでも作中では、アズサが気持ちよく無双してくれるシーンが結構ある。その目的は「家族を守るため」である。あるいは自己防衛。そのため、暴力そのもので生活が発展することはない。ただ、その結果として周囲の心象がよくなり、家族が増えるなどしてスローライフパートの画面が華やかになっていく。

物語の最序盤で能力がカンストしておりそれ以上の成長がなく、新キャラが家族になる以外にとびぬけて生活が変化することがないので、自然と一話完結の日常アニメの形になっている。『スライム倒して300年』の主人公設定は、存外完成されたものなのかもしれない。

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この作品を見て、やはり俺はゆるいファンタジー世界が好きであることを再認識した。多少はバトルしてても良いけど、バトルや冒険よりは生活に重点を置いてる方が好み。俺と同じでそういうのが好きな人は『スライム倒して300年』オススメです。

ちなみに、お気に入りのキャラはベルゼブブ。便利お助けキャラとして呼ばれては「しかたないのぉ〜」と渋々引き受けるポーズを取るけど、実は内心ノリノリなのがかわいい。普通に俺が語尾キャラに弱いのもある。その証拠に(?)フラットルテもかなり好き。

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試験勉強はまだまだ続くので、俺は次なるジェネリックきらら枠を求めて旅に出ます。それでは。

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