見出し画像

一事が万事。 でもそれは、それ。

あくまでも人の感覚の話なので、断定的なことは言えないとは思いますが、人って一事が万事とよく言われて育ちましたが、本当にそうだなぁと感じます。これをただ観るようにできるのは、楽なことだなと感じます。

これは、気付かずに生きていれば別にそれまでの話で、だからどうだと開き直るケースがほとんどだと思います。品性の問題はそれが上品下品は主観に負うところも多いですし。あるいは、意識の広い狭いははっきりと手にとって説明できない領域です。他者の非道や我儘も、それは私の主観を通してみたものでしかありません。

身内と他者に対する態度が違う人は、そういう偏りに気づかず生きています。それがどんなに歪であっても。こんな寓話があります。
嵐の海に投げ出された時、救命浮き輪は一つ。
その一つの浮き輪を他者を救うために差し出す人。
その一つの浮き輪でみんなで何とか助かろうとする人。
その一つの浮き輪でまず、自分が助かろうとする人。
誰が正しいでしょうか。

正解はありません。ただ、一事が万事だということ。他者の行いは、その価値観に支えられているのである意味一貫性があるものです。感じが良い悪いにかかわらずそれを目にしながら生きていくということは、自愛とは何かを考えながら生きていくことでもあります。自己犠牲でもなく、他者も愛し、自分を愛することは、どこまでも無慈悲でなければ叶えられないことかもしれないと思います。求められるものを全て与えることは必ずしも慈悲ではないのだろうと、思うのです。無慈悲なほどに他者を尊重しなければ、やはり愛していることにはならないのだなと思います。

満つることが出来るのは、自分だけ。本当に自分だけなのです。

#他者 #一事が万事 #非道 #わがまま #尊重 #慈悲



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?