むらかみ よしみさん(37) Designer, Photographer
インナージャーニーはあなたにとってどのような体験でしたか?どのような気づきや変容がありましたか?
かつて湖だった自分という、人間以外の体感覚を得られた不思議な体験だった。筋肉を持たない身体は力むことも疲れることも知らず、ただずっと柔らかく廻り続けている。そんな記憶の流れの中で、いまの自分の人生がある不思議。
あなたの中で明確になったビジョンやミッションがあれば教えてください。
目に見えるものも見えないものも、世界の全ては美しく、響き合い、廻り合っている。
絵について、教えてください。
かつて美しい湖だったわたしの記憶。
昼は水を綺麗にする遊びをし続け、ここを訪れる動物たちや中にいるお魚たちと命を共にする。そして水を吸い上げる木々の中を廻り、時に遠くを見渡す。
夜は宇宙から降り注ぐ星たちの唄声に、自身を振るわせながら眠る。
たくさんの命と響き合い、たくさんの命を廻る。
わたしはあなた。あなたはわたし。
昼と夜、空と湖。底の暖かさを感じながら星と唄い踊るような情景だが、くるりと上下を入れ替えると、光の橋がかかったような不思議な絵になる。
これが何であるかというよりも、この記憶と体感と共にいることが大切だと感じている。
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