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カンボジア4泊5日
こんばんは🌛
空港を間違えたり、出発ゲートがいきなり変わったり紆余曲折ありながらもなんとかタイを出国し、無事カンボジアに到着しました。折角なのでフィリピンぶりにガチスラムも訪れてみようと思います!
宜しければご覧下さい🙂↕️
カンボジアはどんな国?
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前回訪れました、タイの東に位置する立憲君主制の国です。かつて農本主義を絶対とする東南アジア最悪の独裁者ポル・ポトが学校を廃止し、知識人を虐殺した結果国の経済が地に落ちました。
そんなカンボジアの教育レベルは今なお低く、「カンボジアに学校を作ろう!」というポスターも皆さんどこかで見たことがあると思います。アジアでは数少ないLDC(後発開発途上国)に指定されています。
1日目 客引きの街プノンペン
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プノンペン国際空港空港に到着しました!空港の感じとしてはインドのトリバンドラム国際空港とよく似ていて、とても首都にある空港とは思えないほど小さいです。
現地人が入れないアライバルゲートを潜って空港の外に出ると、いきなりぼったくりタクシー(写真中央のカードをぶら下げた男)が声をかけてきます。
👹「やあ、どこ行くんだい?」
🤓「Grab呼んでる(実際にはまだ呼んでない)からタクシーは要らんで」
👹「ただどこ行くかって聞いてるだけじゃないか!答えてくれよ!」
🤓「ホテルやけど…」
👹「郵便番号は?」
🤓「12206やね…」
👹「10$でええよ!来なさい!」
🤓「やっぱタクシーやんけ!」
👱♂️「サー!SIM売ってるよ!何日滞在すんの?」
🥸「こっちのSIMは7日間データ無制限5$!」
🤡「サー、トゥクトゥク!」
いやカオスやて🤣(SIMは必要なので4社全部比較して、データ無制限5$のとこを選びました)
ただカンボジアは鉄道が発達してないので、移動はタクシーで行うしかありません。Grabでトゥクトゥクを呼んで約11キロを800円で移動しました!インドほどではないですがかなり安いです。
驚いたのは、中国語の書かれた建物が非常に多いということです。特に空港付近なんかは現地の言語よりも中国語をよく目にするくらいで、かなり中国に依存した経済であることが伺えます。
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ちなみにさっきからドルドルと言っていますが、カンボジアでは米ドルが広く流通しています。カンボジアにはリエルという自国の通貨がちゃんとあるのですが、やはりLDCなので価値が不安定であることや、産業の少ないカンボジアを観光業が大きく支えていることもあり米ドルに依存しているようです。
支払いは米ドルとリエル両方受け付けてくれることが多いのですが、例えば1.27$の支払いで2$を支払ったとすると、お釣りは¢(セント)ではなくカンボジアリエルに換算されて帰ってきます。
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今日はとりあえず中心街にある高級感漂うインドカレー屋さんに入ってみたところ、なんと日本でいくら探してもなかった南インドの名物、ドーサがありました!
生地はパリパリしていて私の知ってるのとはちょっと違ったのですが、白いカリフラワーのスープ?カレー?みたいなのが現地で食べたのと同じ味だったので凄く満足でした。お値段5$です。
お水が出てきたので、"Is this purified water? Drinkable?"と念押しして聞いたところ、"This is mineral water. You can drink."と言われたので安心して飲んでいましたが、(潜伏時間的にこれがアウトだった可能性が高いと見ています。)
クルージングが始まる
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マッサージ店、タクシー、露店、どこを通りかかっても色んな人が声をかけてきます😂
カンボジアにはトンレサップ湖というシェムリアップまで続くデカい湖があるのですが、湖の上をこのように派手なライトをつけた船がクルーズしていました。
🧔♂️「やあ、クルーズどうだい?1周して5$!ビール付き!」
湖をボケーっと眺めていたら、いきなりおじ様に話しかけられました。しかし1周5$というのが本当であればかなり安いと思ったので、話を進めました。
🤓「本当に1周して5$でビール付きなんだな?No extra fees, only 5$ right?」
🧔♂️「もちろんもちろん!ちなみにどこから来たの?日本?」
🤓「日本や」
🧔♂️「日本語喋れる!練習中!明日どこ行く?私タクシー。ツアーガイド。」
日本語話者きたコレ!!ぼったくり確定演出やんけ🤣
🤓「決まってないけど、Grab呼ぶからタクシーはいらないんや。」
🧔♂️「ノーノー!私安全!安いよ!分からなかったら私行く場所決める!Good experience! カモン!」
🤓「maybe🤣」
🧔♂️「オケー!船から降りたらまた話をしよう!」
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しつこいな🤣とりあえず5$でフェリーのキップを購入し、コーラ(ビールかコーラで選べた)を受け取って真ん中の中国語が書いてある船に乗り込みました。
船内にはボチボチ人がいましたが、観光客は私しかおらず他は全員現地人でした。船内の女性にチケットを渡すと、無言で受け取って「2階に行け」みたいな感じで上を指さしてました🤣
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2階はクラブのようにキラキラしていて、皆さん各々食事を楽しんだりダンスを踊ったりしていました。まあ私はボッチなんですけどね。
上に上がるとすぐに、1階からカゴを持った少女がやってきて私の横に座りました。
👧「One, Two, Three, Four, Five!」
🤓「Good English!」
👧「Five Dollars!」
🤓「…」
そういうと少女は私の目の前にピーナッツの束を起きました。
🤓"…Well, I'm not hungry now actually."
そう言ってピーナッツをカゴの中に戻しますが、少女は再びピーナッツを出して"Five Dollars!"と押し売りをしてきました。
こんなやり取りを3回くらい繰り返しながら、売れないと分かると「フン!」と言って下へ戻っていきました🤣
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近辺にカンボジア王国の王様がお住まいの王宮があるので、この辺りはまずまず都会かなぁというイメージではありますね。
途中からボチボチ馬鹿にならない量の雨が降ってきたので、帰港後走って宿に戻りました。
あれ…なんか忘れてるような。まあいいか🤣
2日目 食あたり
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さて、今日も街を探索してきます。
今日は訪れようと思っていた場所が3ヶ所あったのですが、1つは営業時間(?)が短く、もうひとつも夜にならないと始まらないので、初手からハードモードですが最初に訪れたのは線路脇に立ち並ぶスラム街です。
動画の最後からも分かる通りこの辺はかなり都会なのですが、土地開発に伴って立ち退きを断った結果このような異常な立地のスラム街が形成されたそうです。
※途中で男性に話しかけられてますが、異常なほどのコミュ障&乏しい英語力なので、意味はある程度理解してますが反応が薄いですすみません男性🙇♂️
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近くの綺麗なカフェで昼食を取りました。発展途上国へ行く際は生野菜に特に注意しなければなりませんが、外国人も利用する高めのカフェだったことや、胃腸に多少自信があったこともあり普通に頼んでしまいました。
期間的にこれに当たった可能性は低いですが、やはり生野菜も警戒しておくべきだったとは思っています。
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次にやることまで時間に余裕があったので、周辺にあった高い建物をいくつか見学しようと思います。こちらは中国資本パンダ銀行の建物でした。
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建設中のバカ高い建物も発見したので見に行ってみます。
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こちらもどうやら中国資本の建物のようです。やはり高い建物は基本的にどれも中国資本っぽいイメージですね。それを焼肉や火鍋など、高級めのチャイニーズレストランが取り囲んでいるパターンが多いような気がします。
疲労感に襲われる
まだそんなに歩いてないはずなのですが、この辺りで立っていられないくらいの激しい疲労感に襲われ、熱中症かなと思いながらGrabを呼んで宿に戻りました。
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最後の力を振り絞って昼のトンレサップ湖を撮影し、宿に戻って睡眠導入剤を飲み無理やり眠りに落ちました。
17時頃、目が覚めると体が熱を帯びてました。体温計を持っていなかったので正確な体温は分かりませんが、恐らく38℃前半くらいだと思われます。そして原因も分かりました。これは熱中症ではなく…間違いなく食あたりやと🤣
トイレとお友達状態だったので、とりあえずGrab Foodでご飯を頼みました。ホテルの場所が難しく、ドライバーの方が中々見つけることができなかったので重い腰を上げて5階から階段を駆け下ります。(部屋は大きくて綺麗なのですが、残念ながらエレベーターがないタイプのホテルなのです🥲)
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配達にめちゃくちゃ手惑わせてしまったので、チップを1ドル(アメリカ指標だと安すぎですがカンボジア指標だとかなり高いです)を渡しお弁当を受け取りました。
また生野菜入っとるがなと思いながら省くのはもったいないので全部食べました(おい))おかずは普通に美味しかったのですが、米は日本の味を知っていると白米のままでは少しきつかったです。
3日目 シェムリアップ断念
本来はこの日、朝4時30分に起床し6時のバスに乗って、カンボジアで最も有名な遺跡アンコールワットを見にプノンペンからシェムリアップへ向かう予定でした。
昨日から比べると熱は下がったのですが、トイレとお友達状態は依然変わらなかったので残念ながらシェムリアップ渡航を断念することにしました。
バス代往復3500円と宿代1500円はどちらもキャンセル不可となっていましたが、宿の方は理由をお伝えしたところ無料キャンセルを承ってくださいました。ありがとうございます🙇♂️
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さて朝の10時頃になり、ギリ出歩けない程度まで回復したのでフォーを食べてきました(?)味は凄く美味しかったのですが、ここまでくると「スムージー大丈夫かなぁ」とか、「フォーのスープは飲んで大丈夫なんだろうか」とか色々気になってしまいます🤣
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帰りに謎のアイスを買って帰ってきました。味は…うーん、よく分からん🤣
シェムリアップのホテルをキャンセルした分プノンペンの今いるホテルをTrip.comからもう1泊取り直したのですが、ホテルのフロントは英語が通じるか微妙なラインだったので、Trip.comのカスタマーサービスに一旦チェックアウトをする必要があるか聞いてくれませんかと問い合せたところ、ホテル側と連絡を付けてくれました。
2時間後Trip.comからメールが送られてきて、「ホテル側から応答がないので直接聞いてみてください」とのことでした😇
この後3回くらい1階のフロントと5階の自室を重い体に鞭打って行き来したのですが、フロントに全然人がおらず結局分からないまま自室で過ごしていました。チェックアウト時に追加料金が発生しないことを祈っています。
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今日の夕食はGrab foodでクメール料理(カンボジアの伝統料理)を頼みました!普通に美味しかったのですが、右のピクルスみたいなのがスラム街っぽい臭い(失礼)がしてちょっと食べるのに躊躇しました。味は美味しかったんですけどね😋
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ただ実は元々13:20カンボジア出国の航空券を取っていて、バスの時刻表的にシェムリアップからプノンペンに帰ってくる日付は最終日前日がギリだったのですが、これが欠便になり20:30プノンペン発を取り直したので最悪最終日前日にプノンペンを出て、当日に戻ってくるといったムーブも可能になっていました。
今日はマジで朝飯だけ食べに出て部屋でゴロゴロしていただけで終わってしまいましたが、ワンチャン明日腸内環境が治っていればバスのチケットとホテルを取り直してシェムリアップにリベンジしようと思うので、早朝に備え早めに就寝しようと思います。
4日目 プノンペンを散策
ダメでした😇
というより本当は行けたと思うのですが、昨日深夜の時点でまだトイレとお友達状態だったのでバス車内で漏らさないように大事をとってシェムリアップ行きを断念したところ、それ以降全くもってトイレに行く必要がなくなったくらいに全快しました。
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ともあれカンボジア出国までになんとか治って良かったです。アンコールワットはまた次カンボジアに来る機会があれば見ることにしましょう💪
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午前7時になり、プノンペン最大の観光地にして現国王の住まい王宮に訪れてみました。Googleマップ上では開いているという表記があったのですが、全然開いてなくて一旦引き返してきました😇(宿が王宮まで徒歩5分くらいの場所なので問題ないのですが)
王宮の前からトンレサップ湖にかけてハトを始めとする大量の鳥類が飛来しており、足元をよく見ると粟やきびのような細かい穀物が散布してありました。
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くだらない昔話なのですが、かつてアイスクリームの上に鳥フンが落ちてきたり、部活の大会中顔面に鳥フンがヒットしたり、スクールバッグの隙間に鳥フンが入って3年間鳥フン付きテキストブックで過ごしたことなどから、今や鳥フンが怖いだけに外のものに触ることはおろかベンチなどに腰掛けることすらもかなり躊躇する極度の鶏糞恐怖症になってしました。
高校時代イングリッシュセミナーという新潟県の高校生が集まって英語で話し合う会に参加していたのですが、「鳥フンがキモい」という題材で100人ほどの前でスピーチをしたことがありました。くだらないですがそれくらい深刻な悩みでした。
ハトは平和の象徴ですから、恐らく王宮の前にたくさん呼び寄せてハッピーハッピーと言いたいのかもしれませんが、私からするとこの光景は地獄でした😇(でも子供たちは嬉しそうにハトを追いかけていたのでハッピーハッピーかもですね🤣)
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さて、お昼になりカンボジア・ベトナム友好記念碑のある公園に来てみました。
なぜベトナムなのかと疑問に思うかもしれませんが、かのポル・ポト政権打倒、そして国の再建に大きく寄与したのがベトナムだったからです。後にトゥールスレン虐殺博物館へ行きますので、加えて説明させて頂きます。
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近くにレビュー数の多いレストランがあったので入ってみました。画像左上、もやしと謎のでかい草みたいなのが付いてきて、最初サラダかと思って食べたらエグ味のあるハーブみたいな味がして気持ち悪くなりました🤣
食あたり回復後一食目にレア肉を食べるという反省点が生かされてないメニューでしたがとりあえず美味しかったです(?)
デザートにお粥の甘いバージョンみたいなのを頼んだのですが、40分くらい経っても来ず「あれ?私これ頼みましたよね?」みたいな感じで聞いたらお粥分が差し引かれた伝票を渡されました。いや、それ食べたかったなぁ😭
トゥールスレン虐殺博物館
※このトピックにはショッキングな内容、及び画像を含みます。
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トゥールスレン残虐博物館に来ました。入場料は5ドル、日本語対応の音声ガイダンス付きヘッドホンを借りると+10ドルかかります。内容だけにあまりケチるところでもないのですが、10ドルは痛手だったのでヘッドホンは借りませんでした。(ちなみに私以外ほぼ全員付けてました))
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まず、トゥールスレン残虐博物館とはどのような場所なのかということから話させて頂きますが、クメール・ルージュ(ポル・ポト政権時代)に実際、前政権の政府関係者やその他政府に反する思想を持った者を虐殺していた場所の1つをそのまま博物館として改装したものです。(実際当時のものが結構そのまま残っているので転用と言ってもいいかもしれません。)
この場所は実際、政府高官の虐殺が行われていた場所です。
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各部屋には実際に使われていたベッド、クメール・ルージュ軍が使用していたと思われる弾薬箱、そして実際に行われた虐殺の写真が飾られてます。各部屋の床や壁紙も当時のものをそのまま使っているそうで、床にはまだ当時の血痕が残っている場所もありました。
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建物の構造的になんとなく思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの場所元々学校として建てられた場所でした。クメール・ルージュ政権下で拷問を行う場所として改装され、今こうして博物館となっています。
当時この学校に通っていた学生によると、ここも元々は子供たちの遊具でぶら下がって遊んでいたのですが、いつの間にか手首を縛られ吊るしあげられる拷問の場として姿を変えていたと表記がありました。
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B棟には当時収容されていた人々の写真が飾られています。
カンボジアには各地にこのような監禁施設があり、クメール・ルージュ政権下で合計170万〜200万人が非人道的な虐殺により亡くなったとされていますが、うちここトゥールスレンでは約2万人が収容され、生存者はたったの10人前後と推測されています。
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ここは人々が収容されていたと思われる部屋です。部屋の壁や床から鎖が出ており、それを収容者の足と繋げることで脱獄を防いでいました。
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仮に部屋から出ることができたとしても建物全体に有刺鉄線が張り巡らされている他、収容所自体にも現代の刑務所と同じような有刺鉄線が塀に沿って張られているため逃げ切ることは大変困難です。
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ちなみにカンボジア・ベトナム友好記念碑の話題に戻りますが、なぜベトナムはポル・ポト政権打倒に大きく寄与したのでしょうか?
クメール・ルージュ政権樹立前から、ポル・ポト派とベトナムとの間で国境をめぐる対立がありました。政権樹立後、ポル・ポト派がベトナムの村で大規模な虐殺行為を実行し、それに対しクメール・ルージュ政権を根絶させるためにベトナムが動き出したというのが大きな理由です。
当時ベトナムはソ連から大きな経済的支援を受けており、冷戦下で西欧諸国は「ソ連の支援を受けるベトナムの支持するカンボジア人民革命党」よりも「中国の支持するクメール・ルージュ」の方が信頼に値するとして、クメール・ルージュを打倒しようなどという考えはありませんでした。
加えてクメール・ルージュ政権下でこのような虐殺が行われていたという実情は、ベトナムが政権を崩壊させるまで全く知られていませんでした。進軍に踏み切った理由は至って地政学的なものかもしれませんが、これが遅れていたら犠牲者は更に膨れ上がっていたでしょう。
王宮
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さて、トゥクトゥクに乗って王宮にやってきました。やはりこの光景は地獄ですね🤣(王宮の前で失礼))
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入口の位置がちょっと分かりくくて、正面の2つの門は観光客ではなく正式に王宮に招かれた偉い人が出入りする時に使われるので私みたいな一般人は入れません。
向かって左側にぼちぼちの距離進んだところに小さな入口があるので、そこから入ります。以下王宮の様子です!
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入場料は10ドルです。王宮の見どころとしてシルバーパゴダという単語を耳にしていたので、「シルバーパゴダってなんだろう?」と思いながら入場し、「シルバーパゴダってなんだったんだろう?」と思いながら出てきました🤣
あとでChat GPTに「シルバーパゴダってどれのことですか?」と聞いたら、「中に入れるようになっていてうんたらかんたら」みたいなことを言われて、ああ、あれか!!となりました。
確かに中に入って金色の仏像やら昔のお金やら色々見て回った記憶はありましたが、そんなに重要な場所だったとは知らずに30秒くらいでぐるっと回って出てきてしまいました😇
夜になりました。プノンペンのナイトマーケットを見に外出したところ、賑やかで派手な通りを見つけたのでついでに撮影してきました。
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そしてこちらがプノンペンナイトマーケットです!多くの外国人観光客が訪れていました。
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中にはいくつかのローカルフード店があった他、GU〇CIやヴィ〇ンの財布やカバンが数百円から二千円弱で買えるとってもお得()なファッションマーケットが広がっていました!
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せっかくなのでローカルフードを食べてみようと思い、約400円で美味しそうな麺類を購入したところ道のど真ん中の椅子に座らされて少し待つよう言われました。
そして渡されたものがこちら👇
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いや、テイクアウトかいな🤣
でもせっかくなので皆さんのように畳の上に座って食べたいと思い、強引に座り込んで食べ始めました。
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麺はふやけたそうめん、味は薄めた常温のグリーンカレー、たまに口に入る大きめの葉っぱ、なぜか下から出てくる大量のきゅうりと紫キャベツ、味にはあまりこだわりがないタイプですが、申し訳ないがこれは明確に不味いです😇
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帰りにオシャレなジェラート屋さんに寄って口直しをしてきました。ワンカップ(コーンも同額)なんと400円でした。いやアメリカか🤣
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これはバニラ味でもミルク味でもなく初めて食べるココナッツ味なのですが、甘さが上品で凄く美味しかったです。400円は高いですけどね。
最終日 カンボジア郊外を散策
最終日になりました。2日目に少しお話をしましたが、本来はお昼の便でマレーシアへ行く予定だったので今日は朝起きてすぐ空港に向かう体でした。
しかしマレーシア行きの便が急遽欠便になり、ホテルの兼ね合いもあったので仕方なく同じ日の深夜便に変更したら230円帰ってきました。いや釣り合うか🤣
ということで時間ができましたので、今日はカンボジアの郊外へ行って参ります。確かにプノンペンも発展途上国感はあるのですが、少なくともLDCと言われるほど貧困である感じはしません。カンボジアの貧困は農村部で蔓延していると聞きますから、最終日なのでそこまで遠くは行けませんが少しプノンペンから抜け出して別の場所へ行ってみようと思います。
ホテルから出てGoogle mapを見ながら歩いているといつものようにトゥクトゥクの男性が話しかけてきます。
👨🦱「ハローサー、携帯気をつけなよ。」
🤓「ありがとうサー。」
👨🦰「日本人かい?」
🤓「そうやで。」
👨🦰「カンボジア人は日本人が大好きなんだよ。あの橋の向こう側に学校があるんだが、あれは日本人が建てたものだ。他にも日本は色んな形でカンボジアを助けてくれてる。」
🤓「本当かい。どうも。」
👨🦰「ところで今日はどこ行くんだ?」
🤓「今日はフェリーに乗って別の島に行ってみようと思ってるんだ。」
👨🦰「そうかい。シルクアイランドかい?」
🤓「いや、決めてないんや。」
👨🦰「おれカンボジアのプロフェッショナルだから!君のこと案内したげるよ。そうだな、観光ならシルクアイランドがおすすめだからそこに行こう。日本とカンボジアの友好にかけて!35ドル!」
ワンチャンただのいい人かと思いきや感情に訴えかけてビジネスするタイプでした🥲思い返せばカンボジアで話しかけてきた数多くの人物の中で、唯一お金の話を持ち出さなかったのはスラム街で日本愛を語り出した男性だけだったなと思いながら「金がないんや」と丁重にお断りしたのですが、カンボジア滞在史上最もしつこく逃げても逃げても付いてきます。
こちら4度目に「20ドルでいいから!」と言われながら追われた時の音声です🤣テンパっておかしな英語を話していますがお許しください。カンボジアだけではないですが、発展途上国へ行くとこういう人がいっぱいいますので初めての渡航を考えている方がいらっしゃいましたら頑張って振り切りましょう。
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そしてフェリーに乗り込みました!乗り物と一緒に乗船している人が多く、生身の人間がそのまま乗ってるのは私くらいでした。あと観光客もおらず全員地元民でした。
動画の会話の中で、フェリーの乗車に10,000リエル(≒400円)かかると説明されていましたが、実際500リエル(≒20円)しかかかりませんでした😂全然ちがうじゃねぇか!
ちなみにこの船の行方ですがよく分かってません。ただ近くに港がたくさんあるので、そんな遠くには行かへんやろという謎の自信を頼りに乗り込みました。
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さて、15分くらい移動し目的地が見えてきました!謎の島の謎の場所に到着です!
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建物はプノンペンの都心と比べるとだいぶ古いですが、日本の田舎にもありそうなくらいのレベルではあります。
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こちらがメインストリートです。だいぶ落ち着いてますが別に貧しい感じでは無いですね。
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暑かったので近くのコンビニでアイスを買いました。うん、これ雪見だいふくやね🤣見た目も味も食感ももろ同じでした。
散乱する100ドル札
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街を歩いていると、至るところに100ドル札が落ちていることに気がつきます。え、めっちゃ100ドル札落ちてるやん!これでワシも大金持ち…とはなりませんでした。
拾い上げてみると、実は厚めの紙に印刷が施されただけの精度の低いニセ札であることが分かりました。一体誰がなんのためにこんなものを街中に撒いているのか定かではありませんが、いずれにせよ本当に街中にこれが落ちていて中々奇妙な光景です。
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左が住宅街、右が砂漠の奇妙な一本道があったので通ってみました。街の中心地から左右にかなり長く続いていて、車がバンバン走っていたのでワンチャン高速道路の可能性あるなと思い早急に道を外れました。
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途中に寺院があったので入ってみます。
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かなり広くて派手な寺院でした。最初は誰もいないのどかな場所だなぁと思いながら散歩していたのですが、しばらく経って遠くの方から僧侶の方があくびをしながら出てこられました。
プノンペン中心地の僧侶の方も娯楽(僧侶は禁欲がベースなので言葉はあまり適切ではないかもですが)があっていいかもしれませんが、田舎でのんびり僧侶をやるのもスローライフで良いかもしれませんね。
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さて、街の景観ですがメインストリートと思しき道はご覧のような風景がずっと続いています。よく見かけるのがコンビニ、床屋、バイクの修理店など、飲食店はあまりない印象でした。
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一本道を外れると自然溢れる一本道になります(ダジャレ)普通に自生した木も混じっているかもしれませんが、基本的にはプランテーション農業をするために植えられた作物のようで、木々の間を縫って人が歩ける程度の道が整備されている場所もありました。
ちなみにここまで来ると外国人も中々稀なようで、私を見るなり子供たちが「みてみて!外国人がいるよ!」みたいな感じで仲間を寄せ集めて私を見物していました。ミッキーマウスにでもなったような気分です。
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クメール語だったので何が入っているのか分からなかったのですが、写真だけ見て指差し注文して出てきたヤツです!
お姉さんが"butterfly milk?"って言ってたのでワンチャン蝶々から色素でも取ってるのかなと不安になりましたが、「バタフライピー」と呼ばれる花から抽出されているとchat gptが教えてくれて安心しました。バタフライピー自体はほとんど無味で、ただ見た目を艶やかにするためのものだそうです。
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わずか1時間半ほどの滞在でしたが、既にホテルをチェックアウトしていて重いリュックを背負いながら歩いていたのと、これ以上歩いてもあまり景色が変わらなそうだったのでプノンペンに戻ることにします。
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帰り道に金色に輝くシンガポールの高層ビルthe peakを訪れました。もう完成しているのかと思っていましたが、まだ建設途中のようで中に入ることは出来ませんでした。こちらも周辺に中国系の商店街が立ち並んでいます。
カンボジアの高層ビルは訪れれば訪れるほど建設途中のものが多く、まさに今、発展途上なんだなという空気をひしひしと感じます。
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最後に1つ、プノンペンの重要な観光地として言っていない場所があったので行ってみようと思います。それがここ、ワット・プノンです。
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ワット・プノンは標高27メートルの位置にあり、最も高い位置にある宗教建築として知られているそうです。例えば格式の高い神様が祀られてて…とか、凄く神聖な場所で…みたいな宗教的な価値がある場所かもしれないのであくまで一観光客の感想になるのですが、実際訪れてみると「…で?」みたいな感じでした🤣
1ドル払って、入り口を見て、ちょい大きめの大仏塔を見て、寺院の中に入って、終わりです。
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不敬なことを書いたので突然スコールが降ってきました。靴が水没する前にGrabトゥクトゥクを呼んで室内に移動します。
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急いで次に行く場所を考えて、やってきたのはGoogle mapに「35Fの展望台から街が一望できるよ!」と書いてあったさんです。
個人的には、例えば東京スカイツリーや韓国の南山タワーのようなアミューズメント的な展望台をイメージしていたのですが、入口に着くや否や豪華な入口からスーツを着た複数の男性がいらっしゃいませとお出迎えしてくれました。いや、これ絶対入る場所間違えてるよね…?
少なくともビシャビシャの髪に短パン、「フィリピン」と英語で書かれたクソダサい青シャツを着た無精髭のヤバそうなやつが入ってよい場所ではありませんでした。
中に入ると女性がやってきて、本日はどのようなご要件でしょうか?と聞かれました。
🤓「え、いや、えっとあの…とりあえずここ、Vattanac Capitalで合ってますよね?」
👩🦰「はい、合ってますよ。オフィスの関係者の方ですか?」
🤓「(いやどう見てもちゃうやろ)35階からプノンペンが見渡せると聞いたので来てみたのですが…」
👩🦰「あー、そうなんですね!35階ではコーヒーやお食事を楽しむことができます。ではエレベーターをお呼び致しますね。雨の中大変でございましたね。本日はなんの乗り物でいらしたんですか?」
いや怖い怖い!!これ絶対高いやつやん!!
エレベーターが来るまでかなり時間がかかったので、それまで姐さんが頑張って話を繋いでくれました。
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そして到着した場所がこちらです。もう高級ホテルやん!!
エレベーターからおりるとまた案内人みたいな方がいらっしゃって、「本日はどのようなご要件で?」と同じことを聞かれます。
🤓「あ、えっと…、お茶やコーヒーを飲める場所どこかありませんか?」
🧑「それでしたら真っ直ぐ行って突き当たりを左に曲がってください。」
🤓「はい…」
指示された場所に到着すると、また別のお姉さんに座席に案内されそうになります。
🧔♀️「いらっしゃいませ。お席にご案内しますね。」
🤓「あ、あの…!ちょっと先にメニューみてもいいすか?」
あまり高額なのを請求されても支払えない可能性があるので一応お値段を確認することにしました。コーヒー5ドル、スムージー8ドル、お料理30ドル、いや高いな🤣
ただここまでサービスを受けて何も頼まずに出るのは迷惑すぎるので、とりあえず着席して何か頼もうと思います。そして出てきたものがこちら
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およそ1300円のバナナスムージーです😇
お味の方ですが、ちゃんとバナナの果実の食感があり、氷も一緒にミキサーで砕いたのかシャリシャリしていて、程よい甘みのある至高の一杯でした()
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そして雨雲がある程度去ってから撮影したカンボジアの景観がこちらです!カンボジアのこれからに期待したいですね。
帰りにお会計8ドルのつもりでいたのですが、サービス料8%、謎の税金10%、更にクレカの手数料が足されて総額1552円になっていました🤮
カンボジア史上いちばん高いお買い物でした。
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さて、そろそろ帰らないとまずいのでGrabを呼んで空港に移動します。
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お腹がすいたのでなにか食べようと思ったのですが、空港内の食事が異常に高くてハンバーガーや麺類を普通に頼むだけで1200円くらいしてました🤣
空港を出て反対側にあるフードコートでは500円〜600円くらいの値段設定だったのでそちらで食事をとりました。これは普通にめっちゃ美味しかったです😋
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米ドルはともかく、余ったリエルは使い道がないのでクソ高いですが税関を通ったあとに水を二本買い消化しました。
そんな訳でカンボジア編を〆たいと思います!ここまで読んで頂きありがとうございました😊
まとめ
・客引きが凄い
・プノンペンはそこそこ発展していた
・中国の経済支援に大きく依存している
→街中の中国語が多い。高層ビル周辺の景観はほぼ中国。
・製品も輸入頼り。特にタイのものが多い。
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