LoL "GAP"把握の重要性と低ランク帯の「お祈りゲーム」
”GAP”を把握することの大切さ
「ギャップ」という言葉はLoLにおいては特殊な意味を持っているため、チャットでは使ってはいけない言葉だと理解している。(「LoL行動規範」参照。コミュニティーで許容されない振る舞い>チャットの悪用>攻撃的な言葉 に該当だろう。)
しかし、本来のギャップの意味からすれば、例えばトップギャップなら、単に「トップレーンのプレイヤー同士の実力に大きな開きがある」ということにすぎない。
そこで本来含意されているのは、「だからフォローが必要だ」とか、「だから他で有利を拡大しろ」といった戦略上のサジェスチョンなので、「ギャップがある」こと自体はチームで共有すべき重要な情報だ。
公式による説明のとおり、マッチングにおいて10人のプレイヤーの実力(内部レート)をそろえることは現実的ではない(十分なプレイヤー人口がないので、待ち時間が非常に長くなってしまうため)。そこで、両チームの平均レートを合わせることで妥協されている。
つまり、チーム内で実力にデコボコがあるのは不可避だし(相手チーム内にもそれはある)、それを前提としてプレイすべきということになる。
だから、自分のチームのデコボコと相手チームのデコボコとの噛み合いを把握することが戦略的に重要になってくる。
低ランク帯は「お祈りゲーム」
とはいえ、そういった噛み合いを踏まえた戦略的な動きができるのはそれなりの実力が備わっているランク帯の人たちなのであって、それができないランク帯では「ギャップあり。すなわち敗北」を意味する。
そうなると低ランク帯のLoLは、マッチングでチームメイトに「トロール」(ギャップを生じさせるプレイヤー)が来ないようお祈りするゲームになってしまう。お祈りが通じなければフラストレーションが溜まって行動規範の違反行為も出てくるし、その被害者も発生する。
これが低ランク帯のLoLをつまらなくしている原因の一つだと思う。
まとめるとこういうことになる。
人口が少ないので理想(10人のレートが一致)から遠いマッチングが多い。
そのため、「ギャップ」が生じやすい。
低ランク帯プレイヤーには「ギャップ」への対応が難しい。
だから、「お祈りゲーム」になる。(つまらない)
さらに人口が減る。(ループ)
おわりに
低ランク帯の試合を楽しくするためには、人口を増やしてマッチングを理想に近づけることと、初心者でも「ギャップ」に対応しやすくすることが必要です。
さて、ここからは適当な思い付きです。
まず、人口を増やすためにはどうしたら良いでしょうか。
LoLの「民度」は有名です。自分は怖いもの見たさ半分(残りの半分は「楽しそうだから」です)でLoLを始めて、まだ1か月未満ですが、実際、酷いものです。「煽り合い上等」みたいな一部のPvP文化に慣れていない一般人にはとても勧められるゲームではありません。(課金なしで結構遊べるので、嫌がらせや言葉による攻撃を覚悟した上でならトライしてオーケーです。)
違反行為はどんどん報告して、処分してもらうのがLoLのためです。でなければますます人口は減り、マッチングは理想から程遠いものが増え、初心者にとってつまらない試合が増えるでしょう。
なお、「オールミュート」という対策は一案ですが、対症療法的だし、初心者の一面しか見ておらず、「ギャップ」にイライラして「お祈りゲーム」をしている初心者を無視したものだと思います。
次に、低ランク帯で「ギャップ」に対応できるようにするにはどうしたらよいのでしょう。低ランク帯ではなぜギャップ情報を有効活用できないのでしょうか。
まあ、そもそも自分がギャップにならないよう必死になっている初心者に対して、臨機応変にマクロ(戦略)を変更しろというのは無理な相談かもしれません。低ランク帯のソロキューにおいて、ギャップ情報を全員が把握して連携しつつ、ギャップを利用して育った敵チャンプに対応するのは、相当高難度な課題でしょう。
ただ、その原因の一つとして、「チャンプの育ち具合が外観からはわからない」ということが言えると思います。
相手のライフが減っているから勝てると思った。数的有利だから勝てると思った。それで仕掛けてさらにキルを取られる。レーンで生じたギャップを全員でさらに広げる。日常茶飯事です。
もちろん、スコアボードを開いてアイテム等を見ればわかります。アナウンスを聞いて誰がキルやタワーを取っているか把握していればなんとなくわかります。
けれども、それは初心者には難しい。(観戦している人にもわかりにくい。)
強くなったチャンプはビジュアルも強そうに変化させた方がゲームとして良くなると思います。(いかにも強そうな派手な武器を持たせるとかオーラをまとわせるとか。←適当です。一番簡単なのは体力バーの隣にコアのアイコン(または数)を表示する事でしょうね。)
そうすると、初心者プレイヤーにとってもっとわかりやすく楽しくなるでしょうし、プロの試合を観戦する人にとっても楽しいでしょう。