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今後のイラスト個展を考える

7月22-26日まで、イラストレーションの個展を東京は中野のnakano fという一軒家スペースで開催した。

https://ritajay.wixsite.com/rita

コロナ禍…ということで、主な対策は以下。
・1枠30分の予約入れ替え制
・会場のドアは常時開放
・来場者、在廊作家の常時マスク着用
・入り口に消毒用アルコールを設置し、入場者の手指消毒。在廊作家は物販時など都度消毒

この、予約入れ替え制がとても好評かつ、自分でも快適に展示を行うことができた。
個展に来てくれた方と話したいが、時間帯がかぶって狭いギャラリーに人がたまり、挨拶もそこそこになってしまう。
人がたまったことによって来場者も「ちょっと早めに帰るか」というムードになり、
客「じゃあそろそろ行きますね」
作家「すみませんバタバタで。なんかいい作品ありました?」
客「入り口に飾ってたやつかな(それしか憶えてない)」
といううわ滑る会話に陥るのは、自分も来場者として経験している「個展あるある」だったが、
30分という枠(会場サイズから、今回は1枠最大4名。入れ替えやスタッフの関係で最大6名になった回もあったが)でしっかり作品を観てもらい、一人ひとりとゆっくり話す時間もあり、作品についての解説も出来る、というのは、自分も気をつかうことが減って実に良かった。

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・展示作品

予約制のデメリットとしては「フラリとやってきた」という来場者を取り込めない…ということなのだが、今回の会場は裏通りにある建物だったので、もともと人通りは少なく、割り切ることができた。

個展は成功に終わったが、「全日程在廊できた」というのが大きかった。
ここ数年は店舗での個展だったので、特にその違いは感じた。
作品を展示し「自分の空間」となったギャラリーで出迎え、作品と共に過ごしてもらう体験まで含めて展示を楽しんでもらうのは、舞台などで活動している自分にとって、考えてみれば本来の形だったということか。

単純にこの春は舞台が開催できなかったので「自分が楽しんでしまった」のかもしれないが。そこはこの秋に再開ののろしを上げたコント公演への景気づけとして前向きにとらえてゆきたい。

ご来場の皆様、ありがとうございました。

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