個展を前に考える

7月22ー26日まで、中野のイベントスペース「nakano f」というところでイラストレーター　リタ・ジェイとしての個展を開催します。

EXHIBITON | rita

展示をやるにあたって作者としては「人に会える」というのはかなりの喜びで、直接感想などをもらえる機会であったり、思わぬ出会いが次の仕事につながったりと、楽しいことが多いものです。
昔は曙橋にある一軒家ギャラリーで個展をしていて、ロビーで酒を飲みながら来客を待っていたのも懐かしく、初対面でワインを飲んだ人に自分の主催する舞台に関わってもらい、未だ付き合いがあります。

ここ数年の個展は作者の待機場があまりない場所で行っていたこともあり、１F、２Fと使える今回の会場で「毎日なにかしかのイベントなどをやって過ごそう」と思っていたものの、このコロナ禍により、ほとんどのイベントがなくなりました。

それでも、このステイホームの時期をプラスにとらえるなら、作品の精度を上げるにはもってこいの「家で絵と向き合う」期間でした。

全作品をシルクスクリーンの紙プリントで制作し、5月までに絵を描き終わり、6月から営業を再開した印刷スタジオに行って製版、印刷をしていました（今日すべての作品を刷り終えました）。

イベントはなくなっても、展示の要である作品は非常にいい形に仕上がっています。

GO TOキャンペーンのあれこれで旅行の予定も変わった方もいるかと思います。
完全予約制で余裕を持った人数で静かに絵を楽しめる展示会場です。
作家は全日程在廊していますので、お待ちしていますね。
＊ご予約
https://reserva.be/socks