東方Project二次創作作品 家族になろうよ 15

 途中で美鈴・フラン・こあ・ここあも合流し、保管庫へと続く階段前に辿り着く。ちなみにここの階段は少し特殊で二階から地下一階まで一気に続いており一階から入れるところはない。そのため階段そのものが長く、灯りの類もないために下は暗闇で何も見えないが「何か」がいる事は全員理解できた。

 「何これ…怖い…」

 「パチュリー様、これは一体…」

 こあとここあが震え上がっている。彼女らも他の面々と比べると戦闘力は低いが、人間から見れば化け物レベルの能力を持っている。それでもこの先から感じるものは彼女らを本能的に震え上がらせた。その姿を見てレミリアが言う。

 「こあ、ここあ、あなた達二人はパチュリーの専属後方支援に回って。前は私と美鈴が務める。フランは後方にて待機しつつ、私の合図があったら前線に来て。万が一のときの切り札よ」

 全員が頷いて配置につく中、パチュリーがレミリアに寄る。

 「レミィ、気付いてるでしょ」

 「…分かってる。咲夜よね」

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