藤井寺の家
関係性のグラデーションを空間化
夫婦2人+お子様3人のとても明るい家族の住まい。敷地は角地で一方は人通りの多い通り、もう一方は行き止まりの道路になっている。最初にご家族と敷地を訪ねたとき、この行き止まりの道路で子どもたちが走り回ったり自転車の練習をしたりしていた。この道路は日々の生活空間に密接に結びつくのだろうと感じた。
それを手がかりに「街路/お庭/オープンな屋内/プライベートな屋内」が平行に配置され、 家族の中のパブリック⇔プライベートの関係性がグラデーション状に空間化される計画となっている。 住まい手はそのグラデーションの間に暮らし、まちとのつながり、家族とのつながり、に対して自分自身の居場所との距離感を適度につくりながら暮らすことができる住まいを目指した。
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