おもてなしの化身みたいな人
先日、夫がわたしの誕生日に温泉旅行へ連れていってくれた。
その宿泊先に、めちゃめちゃ素敵なスタッフさんがいたという話です。
✧
チェックアウト前、帰るのが名残惜しくて部屋の窓から外を眺めていると、駐車場でお客さんを見送るスタッフさんが見えた。
出口へ向かう車に深々と頭を下げたあと、車が見えなくなるまで大きく手を振ってお見送りをするスタッフさん。
ちょうどその光景を目にして「なんて人情味のある人なんだ…」と心を打たれたのだけど、この方の素敵さはそれだけじゃなかった。
チェックアウトを終えて、駐車場へ向かうわたしたち。
駐車場にはさっき窓から見かけたスタッフさんがいたので、街を散策をしたいから少しのあいだ駐車場に車を置かせてもらっていいか尋ねると、
「お出かけですね、もちろんでございます!いってらっしゃいませ!」
とマスク越しでも伝わる太陽みたいな笑顔で見送ってくれた。
おかげで清々しいきもちで街散策ができたし、本当に良い旅行になったとしみじみ思う。
わたしは思いやり溢れる人に対してぐずぐずに弱い。
気遣いが細やかな人や優しい人に出会えば、「どうかこの人の優しさが搾取されず、未来永劫幸せに過ごせますように」と本気で思うし、願う。
優しくてあったかい人は、その優しさにつけ込まれることもあると思うから。
あったかい気持ちをもらったことに対して何かお礼がしたくて、お問い合わせフォームからスタッフさんへのお礼の言葉をしたためて送ったのでした。
最後まで読んでくださってありがとうございます!