BG5／エバリュエーターとして理解しておいてほしいこと

BG5では、私たちを4つのタイプに分けます。
その中で、エバリュエーターは私たち全体の約1%のタイプです。

2024年7月現在、世界の人口は81億6560万人と言われていますので、8165万のエバリュエーターが世界中にいると言うことになります。
日本だけで見ると、1億2389万人の1%、123万人の方がエバリュエーターということになります。
10人程度のグループでは、エバリュエーターはほぼいない、非常に稀有な存在です。

エバリュエーターは、とてもユニークな存在です。
世の中の99％の人たちとは、異なる視点を持っています。
物事の感じ方も、行動の仕方も、他の人々とは異なります。
独特の世界観の中で、エバリュエーターは常に全体を見ています。

エバリュエーターは自分が居る場の雰囲気を、鏡のように映し出します。
また、宇宙や自然と共に自己が存在することを、感覚として理解しています。
エバリュエーターは、自分が関わる場の中で自由に行動できるとき、その言葉通り、評価者としての役割を与えられます。

エバリュエーターはすべてのものを受け入れるが、同化することはない
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エバリュエーターは、穏やかで優しく、透明感があり、目立ちません。
全てのことに馴染み、それを受け容れ、経験し、味わいます。
いつも静かにそこに居ますが、99％の人とは行動様式も思考も異なるため、多くの人がエバリュエーターのことを正しく理解することは、非常に難しいと言えます。

エバリュエーターは、周囲からは「掴みどころがない人」に見えてしまいます。不思議ちゃんのような扱いをされ、その独特の存在感から、居ても居なくても影響がないように思われることもあります。
エバリュエーターの言葉にハッとし、その意見に賛同したのもつかの間、直ぐに意見を言ったエバリュエーターの存在を忘れ、透明人間のように扱われることも。そんなとき、エバリュエーターは自分の存在が無視されているように感じます。

エバリュエーターも、イニシエーター同様、多くの場合、自分が周りのみんなと「どこかズレている」と感じながら、そのズレの理由がわからずに過ごしています。
そして、周囲から注意を払われることもなく、自分の存在が忘れられているような感覚に陥り、ひとり失望します。
エバリュエーターは、その独特の感覚を誰かと分かち合うことが難しいため、常に異質な存在としての自分と向き合わされるのです。

どんな状況でもその中に自然に溶け込んでいる、不思議な存在感が魅力でもある

多くのエバリュエーターは、子どもの頃から自分の存在を周囲から認められず、がっかりすることを繰り返しながら大きくなります。
そのため周りに溶け込もうと同化する努力をし、自分をそこにいる別の誰かと同じように見せようとします。
しかしいくら努力をしても同化することはできず、白鳥の中にぽつりといる黒鳥のように、どこまでも黒は黒であることを受け入れられなくて、白いペンキを身体中に塗り続けるのです。

想像してみてください。
不健康なエバリュエーターのことを、99％の人たちは理解することができないのです。

詳しくお話していきましょう。