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ため息

ため息なんてついてたら幸せ逃げてっちゃいますよ。

逃げる幸せもないですよ。

仕事の合間のワンシーン。
こんな他愛のない会話ですら小さな幸せなんだろう。

最近ため息の数が増えた。
なにやってもうまくかねえ。
うざったいほど耳にする流行りの歌詞がぼくに刺さる。

なにか大きな失敗をしたわけじゃない。
些細な失敗とか小さな不安が募って
体の中でいっぱいいっぱいになる。

こんなに失敗してるのは世の中でぼくだけ。

ため息をつくたびこんなことを思う。
そんなはずがないことくらい、よくわかってる。
頭でわかっていても心は嘘をつかない。

今こんなにも落ち込んでいるのは、世の中でぼくだけ。
世の中は言いすぎたかもしれない。
少なくても僕の知ってる人たちの中では、ぼくだけ。

とまぁ、こんな具合で毎日を繰り返している。
文字に起こすとなんとも格好が悪いものだ。
もう少し格好悪いことを文字に起こそう。

誰かが失敗している姿や話を聞くと安心する。

人の不幸はなんとやらと言うが、そうじゃない。
「安心」でいっぱいになる。ただそれだけだ。

仕事がどんなにできても、どんなに格好よくても、
それでも絶対に失敗する。
自分だけじゃないって思えたらぼくの勝ち。


なんて言い聞かせてはみるものの、
明日のぼくはきっとため息をつく。


悩んでいるのはみんな同じ。
それを言葉にしたかっただけ。

仕事の合間のなぶり書き。
たばこの煙に乗せて最後のため息。

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