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#メイキング・オブ・モータウン

話題になっていたモータウン・レコードの創立者、ベリー・ゴーディのドキュメンタリー。
そして、数多くのヒット曲の制作行程が分かりやすく解説してある、モータウンの解体新書だった!

ゴーディ初の密着らしく、非常に貴重なインタビューが目白押し。特に、副社長でもあったスモーキー・ロビンソンと語り合う場面は泣ける!
90近いベリーと80近いスモーキーが、そして、ホランド兄弟やラモンド・ドジャーも元気。それを見られるだけでも見る価値あり。

ブラックミュージックと言うよりも、ポップミュージックとして、スタンダードとして2020年現在でも残る数々のナンバーは、人種問わずDNAに入り込んでいるわけで、こうした奇跡が、ベリー・ゴーディをはじめ、多くの才能、性別、人種問わず、モータウンの名の下に集まり、風通しの良い環境で、数々のヒットを生み出したことに感動する。

さて、このストーリーは、1972年で終わっている。
パンフレットもそう、HPもそう。
1988年に所有権を売却するまでにヒットは続くし、紆余曲折ありながらも、モータウンという名前は現在も無くなっていない。

ただ、1971年のマーヴィン・ゲイ「What’s Going On」や1972年のスティーヴィー・ワンダー「Talking Book」といった、セルフ・プロデュース作品が出てきたことで、ヒット工場としてのモータウンは一つの時代を終えたことを、この年表は語っている。

今でもこのやり方が通用するかは疑問。
だって、才能ある人が、こんなに集まって何かを作るなんて奇跡だもん。
ただ、何をすべきか、その秘訣を教えてもらえるから、音楽関係者は必見のドキュメンタリー。

これ観てから、すぐにマーヴィンのレコードかけちゃった。

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