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「強襲、阻止限界点。」ライナーノーツ #こちら合成害獣救助隊

おれだ。おまえが万が一スターダストメモリーの情報を調べていてここに辿り着いてしまった通りすがりであれば、先に謝っておこう。おまえが進むべき部屋はこっちだ。ブルーレイを予約しろ。

よし。

おれだ。おれは久し振りにパルプ小説を書いて終わらせた。いかがだっただろうか。楽しんでくれればチョーハッピーハッピーだ。感想もくれると色々な汁を撒き散らして喜ぶおれが現出する。

短い話だが、問題を起こし、アクションを生み、話を終わらせた。ここに無限の価値が生まれると説いたのは心の師である逆噴射聡一郎先生だ。だからおれはえらい。えらくあり続けたいので、また書くつもりだ。

急にどうした

しばらくパルプから離れていたおれが思い出したかのように筆を取ったのは、「ニンジャヘッズ一次創作SFアンソロジー」参加の影響が大きい。

なんらかの何かのSFを書く事にした。昨年の逆噴射小説大賞しかり、おれは何か締め切りがあった方が行動するのだ。さもなくばノルヴラントから帰ってくることもなかっただろう。

その時点でぼんやりと、合成害獣救助隊のエピソードを書きたいと思っていたのだ。だが色々考えていくうちに、思いのほかイマジネーションが広がってしまった。そして、予告された今年の逆噴射小説大賞。

えらいこっちゃだ。また戦争が始まるのだ。銃を生み出せ。弾丸を込めろ。まだ見ぬ何かを。

というわけで臨月だった合成害獣救助隊新エピソードは、ガッと一気に書いた。文章を書く事はやはり面白い。これで頭がスッキリした。アンソロにも逆噴射にも挑める。がんばります。

基本を定めておきたかった

今回の話はシンプルだ。キメラが現れたので、それを追い、殴り殴られ、救助する。前回は誘導フェーズと不意の対人戦闘フェーズが主で、邪魔の入らない普段のレイの仕事を描いていなかった。常人を超えた肉体とギミック満載のアーマーが必要な仕事とはどんななのか。それを改めてきちんと見たいと思ったのだ。しかしなんか色々と描写がドライブしてしまい、レイは前回以上にひどい事になった。一応フォローしておくと、出動する度に死にかけているわけではない。普通はちゃんと帰る。…あれ、やっぱり普通の光景描けてないやんけ。

クマはマジで強い

あと対戦相手をクマにしたのは、強さもあるがニュースでよく見かけたからだ。

おれは現場のプロが下した判断を信じるとだけ書いておく。そして、あらゆる立場の人間の葛藤を、パルプのキャラクターならぶち破ってくれるのではないかと、そう考えた次第だ。誰も殺さないし死なせない。稚気じみた愛を叫んでもいいじゃないか、と。

エンディングテーマ

Karin.の「愛を叫んでみた」が完全にレイのテーマ2019だったので今回のエピソードのエンディングテーマとした。なんというか、歌い方や息遣い、歌の向こうに見えるどうにもならない衝動がとてもそれっぽい。

未来へ

「こちら合成害獣救助隊」は逆噴射聡一郎先生がどこかで語っていた「いくらでも話が作れる」パターンの構造なので、また折を見てガッと書きたいと思う。何故なら書いてるおれがレイにまた会いたいからだ。おれの脳内だけでこねくり回すのではなく、作品として世に出て、おれ以外の脳内を駆け抜けてほしい。逆噴射小説大賞もアンソロも、よろしく頼む。いい10月にしよう。ほいたら、バイぜ…。

ライフハック

Picrewでレイっぽいアバターを作りまくり、ひとつのフォルダにまとめてサムネでズラッと並べると、なんかめちゃくちゃ沢山ウキヨエが届いたみたいになるぞ。

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レイがどういうビジュアルなのかは読んだ方のイマジナリーにお任せするが、少なくとも仕事中はこんなだ。

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ええもん読んだわ!と思ったらぜひ。ありがたく日々の糧にします。