内勤の成果

内勤って言ってしまえば事務作業であり、毎日を諸雑務を回すだけで基本は仕事になってしまう。それ故、定例化した業務が多く、それをやっているだけで忙しく仕事をしたように思えてしまう。実際に何を行ったかを問われると、日々忙しなくやっているのに、何をやったかという顛末に陥ってしまう。

営業は売上数字が成果、開発は製品開発が成果、では内勤は?ここをきっちりしておかないといつまでたっても給与は上がらないし成長もしない。内勤として会社にコミットするには。

自分が行った業務を成果物として提出しているかの意識が大事。月次決算の関する資料、資金繰り報告、予実管理、これは全て成果物であり、雇い主への報告資料だ。

だからこそ、内勤は日々の業務に対し何をやったか、何が成果物としてあがったかを日報として日々集計し、月としては月報として集計し、年次の最終評価となる年報に繋げなくてはならない。

日報を軽んじるな。本当の日報は、上司の部下の業務管理が目的ではない。部としてチームで行っているので、自分の部の成果物を会社に納品するためにやっているのだ。日報は上司が、Aさんの成果物、Bさんの成果物、Cさんの成果物…を取りまとめて成果物として会社に報告するために必要なのだ。日々業務を忙しなく行ってて何をやったかわからない、日報は「伝票処理、電話来客対応等の定例業務」でいいやでは済まされない。自分が独立して働いている人だとしたら、クライアントには何をしたか報告するのは当然だろう。定例業務だけじゃ、顧客満足は掴めず契約を切られてしまうのが関の山。それと同じ。適当な日報報告を上げているなら、成果を上げていませんと自分から報告しているのと同じ。上司が部下が頑張っているのを目のあたりにしても評価できないのは当たり前。頑張っているのだから成果物をきっちりと報告しなければならない。半期の目標を掲げ、月次に落とし日々に落とし、どれだけ成果を上げているのか公表しよう。

だから日報はきっちり、どれだけ何をやったか明確にしよう。上司が自分のお客さんだ。

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