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[おぐねた]昔なつかしパソコンとーーーく 〜 Windows 3.0 の衝撃編

Windows 3.0 の衝撃度は半端ではなかった・・

今でも覚えている Windows 3.0 ( NEC 版) 1992年冬・・
当時 Mac の GUI(死語)にあこがれていた自分は、Mac OS のモノマネと言われる Windows 3.0 を前述の NEC の PC の HDD と メモリー を強化していれてみた。
理由はエクセルを使いたかったから・・
今でも DOS 版の表計算ソフト 123 の使い勝手の悪さは覚えている。

<驚いたこと>

1、印刷がおもったとおりに出る・・

当時の DOS の表計算ソフトは範囲を指定してもちゃんとでるかどうかはまさに賭けの世界で、印刷ボタンをポチると10枚ぐらいA4の紙がでてきた・・(笑)
当時の 123 のスーパーマンがマクロを作ってくれたが、これがないと印刷は不可能だった。
印刷イメージがはじめて標準で搭載されて、そのとおりにページプリンタからでてくる感動・・
泣いた。

2、文字が自由に選べる

当時の DOS のワープロソフト 一太郎 は、文字が縦倍角・横倍角・全倍角・標準の4つしかなく、しかもフォントが選べなかった・・
Windows はそれまでアプリ独自の世界をぶちこわし、Windows アプリで自由に10ポイントとかMSゴシックや明朝など自由なフォントの世界を実現した・・
Mac ではもう6年以上前に実現できていたものだが・・

3、グラフと表が同時に表示できる

当時の表計算ソフトの王者123はグラフと表を同時には表示できなかった。
アホなことに印刷して切り貼りをしたものだったが、なんとエクセルでは表の下にグラフを載せて ”ここに注目” なんて文字を追加できた・・
自分はそれまで使っていたワープロをポイにしてエクセルだけで文章を書いていた・・(笑)

4、印刷のセットアップが素晴らしい

DOS の時代はソフトごとにプリンターを設定する必要があったが、Windows になってからは Windows でセットアップしたものは Windows のソフトですべて使えた。
これは本当にありがたかった・・
当時は新しいプリンターがでると DOS のソフトの場合、ソフトウェアを FDD で取り寄せて組み込む必要があったのだ・・
ソフトが10個なら10個分・・

5、セットアップが超簡単

Setup.exe をクリックするだけとは・・
その後は CD に入れるだけで OK さえ押せばセットアップが完了する時代になった・・

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6、マルチタスクの登場

今ではブラウザとエクセルを同時に動かすなんぞ当たり前だったが、DOS の時代は一度終わらせないと、次のソフトが起動できなかった・・
Windows は今のように切り替えを可能にしたので他のアプリを止めずに別のアプリを起動して打ち込むことができた。

7、壁紙ができてスクリーンセイバーが生まれた

8、マウスが使い物になり、多くの人がカンでパソコンを使えるようになった

9、画面が広くなった

NEC の DOS の画面 640×400 ではなく 1024×768 の広い画面でエクセルのセルが表示できるようになった。
NEC の PC98 は Windows の誕生により大幅にシェアが落ちてくことになった。

10、OS がパソコンにはじめから入る機種が現れた

当時の DOS 自体の PC は OS が入っておらず・・
HDD に DOS をいれるだけで初心者は死んだが、Windows は電気をいれるとボヨーンとはじめから入っているモデルが増えた。
実際 Windows 3.0 は FDD 4枚 だったが、その後の 3.1 は FDD 35枚 となり、CD-ROM でも入れるのは辛くなった。
情報システムが当時あったか、わからないが、セットアップするものになっては OS の入れ替えは当時辛い仕事だった・・





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