Ami〜こちら個人情報担当です

ある日突然、個人情報担当に。 あれから3年、ようやく整理できたこと残しておこうかな?

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個人情報保護法3年ごと見直し「中間整理」サクッと見てみた!

こんばんは! 本日、6/27午後にパブコメが出ましたね! その提出期限は7/29です。 資料は全29ページで、これまでの記事でも繰り返し見てきた検討論点ごとに、 【我が国の現状等】 【考え方】 が対になって記載されています。 目次はこんな感じ↓ 今回の記事では、今後の法改正の素となる【考え方】の部分にだけ焦点を当てて、ざっくり何が変わりそうか、継続して検討されていきそうか見ていきたいと思います。 なお、引用している【考え方】の出典は、個人情報保護法いわゆる3年ごと見

    • 総務省 デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会とりまとめ(案) 今後の方向性を見てみよう!

      こんにちは! 今日も暑かったですねーー 個人情報保護法3年ごと見直しの意見募集(パブコメ)締切7/29は明日ですが、今日は全然違うテーマ。 偽・誤情報問題やデジタル広告の質等、今日問題となっているテーマについて、30回以上に渡り議論されていた総務省の「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会とりまとめ(案)」を見てみたいと思います。 こちら、7/20〜8/20の予定で意見募集中です。 なんと353ページの大部。 個人情報保護法と異なり、ここで議論

      • 英国ICOのこどもの情報利用ガイド(逐条訳)

        こんにちは! 来週で、7月も終わり。 今月は「こども」を守るの規範はどうあるべきなのか?を考えることが多かった月でした。 今日は、その過程で興味を持った、英国ICO(Information Commissioner’s Office)がこどもに関する情報について、複数のガイダンスを公表しているものから、その一部を逐条訳しながら見てみたいと思います。 「こども」の情報論点、あちこちで振り返ってみると、今月は、こどもの情報に関連するテーマで、3つの視点でnoteを書いていま

        • 小中学校の学習端末、民間アプリ直接利用は何が問題視されたの?

          こんばんは! 週末、小中学生の個人情報取得・管理の関係が、SNSを賑わせていましたね。 こどもの個人情報は、個人情報保護法の3年ごと見直し中間整理でも1番の論点になっています。また、記事の識者のコメントを見ると、直接取得、不適正取得、海外への委託等の論点もあり、興味深い事案です。 出典が、ニュース記事だけで不確かなところはあるものの、わかる範囲の情報から、何が論点か、整理してみたいと思います。 1 どういう事案か?事案概要 背景 ・文部科学省GIGAスクール構想*の予

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        個人情報保護法3年ごと見直し「中間整理」サクッと見てみた!

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        • 個人情報保護法3年ごと見直し
          20本
        • 個人情報漏えい事案の深掘り
          3本
        • 外国の個人情報保護制度
          2本

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          個情法3年ごと見直し「中間整理」の論点マッピングにTRY!(で、どのあたり?)

          こんにちは! 金曜の大雨が嘘のようにきもちいい週末ですね! 「中間整理」については、大手法律事務所のニューズレター等も、28日にいくつか公表されました。 週末に客観的に改めて見ると、自分のまとめも含め、サマればサマるほど、法のどのあたりが変わるか、実務上の影響があるか、見えにくくなるよなぁ〜とも感じます。 現時点での改正内容の解像度が低いのは、途中段階なので仕方ないとしても、もう少し感覚的にわかる、伝え方の工夫はできないものか…?  「日頃の実務でなじみのあるスキー

          個情法3年ごと見直し「中間整理」の論点マッピングにTRY!(で、どのあたり?)

          改定検討中のスマートフォン利用者情報取扱指針(SPI)の改定ポイントと「こども」論点を見てみる

          こんばんは! このところ、個人情報保護法の3年ごと見直しのことばかりでしたが、パブコメも始まったので、今日は浮気(笑) 本日開催されたICTサービスの利用環境の整備に関する研究会  (去年までプラットフォーム研究会と言われていたものの後続)の利用者情報に関するワーキンググループ(第7回) 10年以上前からあるアプリ等の利用者情報のガイドライン〜スマートフォン プライバシー イニシアティブ(SPI)またの名をスマートフォン利用者情報取扱指針の改定案が議論されていました。

          改定検討中のスマートフォン利用者情報取扱指針(SPI)の改定ポイントと「こども」論点を見てみる

          個人情報保護法3年見直し中間整理に向け 有識者8名の意見と検討論点別意見/質疑(7/3追加議事更新)

          こんばんは! 今日6/26の個人情報保護委員会での議事に「中間整理案」が入っていましたね! 資料は、後日掲載なのでまもなく、パブコメが始まると思われます。 は、6/27に始まりました! 今日は、前回のこれまでの各回の資料やnoteの集約から、有識者の意見に絞って、角度を変えて、その中身を見ていきたいと思います。 具体的には、Ⅰ. 有識者ヒアリング(全般)に登場された8名の有識者の意見を概観した上で、Ⅱ. パブコメの想定論点別に意見及び議事を見ていきます。 (なお、7/3

          個人情報保護法3年見直し中間整理に向け 有識者8名の意見と検討論点別意見/質疑(7/3追加議事更新)

          個人情報保護法3年見直し これまでの委員会とnoteリンク集(2023/9/27〜最終更新7/3) 随時更新予定

          2023/9/27以降の3年ごと見直しに関する個人情報保護委員会の公表資料、議事概要、note記事の一覧です。 関連して、6/21に個人情報保護委員会が、いわゆる3年ごと見直しについてというページを新設、3年見直しに関する議論のみ、降順で掲載するようです。 (内容は従来の委員会開催状況からの転載で、delayはあるもよう。) こちらの記事は、自分用迷子防止メモ的な位置づけで、上記PPC公式リンクとの差異は、以下です。 ・開催日昇順 (西暦に変換) ・資料PDFリンクのみで

          個人情報保護法3年見直し これまでの委員会とnoteリンク集(2023/9/27〜最終更新7/3) 随時更新予定

          中間整理に向け:個情法3年見直し(課徴金、勧告・命令のあり方2回目)

          こんにちは! 関東地方は、夏至に大雨で梅雨入りしましたが、今日はお天気。 朝から洗濯ものを干してスッキリ! さて、中間整理に向けた検討論点の全スライドを見てみるシリーズも最後! 今回は課徴金、勧告・命令のあり方です。 あれ?前も出てきたんじゃ? そ、そうなんです。。 課徴金、勧告・命令のあり方は、3/22に一度議論された後、2024/5/13 第283回個人情報保護委員会での有識者ヒアリングを経て、2024/5/29 第286回個人情報保護委員会の議論は2回目!  他

          中間整理に向け:個情法3年見直し(課徴金、勧告・命令のあり方2回目)

          中間整理に向け:個情法3年見直し(実効性のある監視・監督の在り方②(漏えい等報告及び本人通知の在り方))

          こんばんは! 3年ごと見直し中間整理に向けた検討項目、 5/15の第284回個人情報保護委員会の以下3つのうち、昨日に続き、1番下のテーマを紹介したいと思います。 ●データ利活用に向けた取組に対する支援等の在り方(同意によらない提供) ●民間の自主的取組み(PIA・責任者の設置) ●実効性のある監視・監督の在り方②(漏えい等報告及び本人通知の在り方) 今回も、議事概要の議論結果を参考に、スライドに沿って見ていきます なお、出典の明記がないスライドは全て、表題の以下の資料

          中間整理に向け:個情法3年見直し(実効性のある監視・監督の在り方②(漏えい等報告及び本人通知の在り方))

          中間整理に向け:個情法3年見直し(同意によらない提供、PIA、責任者の設置)

          こんにちは! 3年ごと見直し中間整理に向けた検討項目は出揃いました。 5/15の第284回個人情報保護委員会は、 以下の3つですが、重要論点なので2回に分けて紹介したいと思います。 ●データ利活用に向けた取組に対する支援等の在り方(同意によらない提供) ●民間の自主的取組み(PIA・責任者の設置) ●実効性のある監視・監督の在り方② 今回も、議事概要の議論結果を参考に、スライドに沿って見ていきます なお、出典の明記がないスライドは全て、表題の以下の資料が出典となります。

          中間整理に向け:個情法3年見直し(同意によらない提供、PIA、責任者の設置)

          今、みんなが求める個人情報保護法の規範は、形式的ルール?実体的ルール?(6/3個情法見直し有識者発表資料から考える)

          こんにちは! 3年見直し論点、今日は少し違った角度で、個人情報保護法やルールを考えてみたいと思います。 違った角度? 論点ごとの規範の中身ではなく、 広く日本のほぼ全ての事業者に適用される個人情報保護法であることをふまえ、どういうタイプのルールであるべきなんだろう?という問いです。 ルールのタイプ、とは、ざっくり2つのイメージ ●各論の手続きの具体、やり方を求めるのか? ●目指すところが何かの理念/哲学があって、やり方は事業者の裁量を広く認めるのか? かねてから、悶々と

          今、みんなが求める個人情報保護法の規範は、形式的ルール?実体的ルール?(6/3個情法見直し有識者発表資料から考える)

          中間整理に向け:個情法3年見直し(個人の権利利益のより実質的な保護の在り方③オプトアウト制度による第三者提供)

          こんにちは! GWもとうとう終わっちゃいましたね>< GW直前、おさがり胡蝶蘭が3回目の花を咲かせました。 その清楚な白い花に癒されています。 (と書いて1月放置してました6月ですw) さて、3年ごと見直し中間整理に向けた検討項目の第4弾資料、 4/24の第281回個人情報保護委員会の議事概要、議事録が公表されました。 今回のテーマは、第3者提供規制のあり方(オプトアウト等)です。 オプトアウト事業者でない限り、直接的な影響はない規範です。 一方、不正な個人情報の持ち出

          中間整理に向け:個情法3年見直し(個人の権利利益のより実質的な保護の在り方③オプトアウト制度による第三者提供)

          個人情報保護法の「委託」が迷子になっている?件〜2023漏えい事案から3つの論点

          こんにちは! 3月最終日、良いお天気ですね☀️ (と2ヶ月放置してしまい、はや6月です笑) 個人情報保護法の3年ごと見直しのプロセス中ですが、昨年度をふりかえると、こんな印象でした↓ もし、現在のルールの重要なポイントが、 多くの企業に理解されていない or わかっていても守られていない のだとしたら…? そこで今日は、個人情報保護委員会の3つの行政指導事案と注意喚起をふりかえり、個人情報保護法における「委託」の規範、実態と課題について、見てみたいと思います。 ⚫︎3

          個人情報保護法の「委託」が迷子になっている?件〜2023漏えい事案から3つの論点

          🇪🇺AI Act(AI法)概要の機械翻訳

          こんばんは! 昨日、EUのAI Act、AI法が成立というニュースがありました。 世界に先駆けた包括的なAIの法律で、日本での注目度も高まっています。 今日は、このAI 法の公式プレスと、EU当局の公式HPの概要説明の2つの文書を機械翻訳して確認したいと思います。 (なお、今回太字部分は出典の通りで、筆者の加筆はなし、太字部分は元の英語を添えています) ⚫︎EU理事会プレスリリース 人工知能(AI)法:理事会がAIに関する世界初の規則に最終承認を与える(2024/5

          🇪🇺AI Act(AI法)概要の機械翻訳

          OECDプライバシー8原則を翻訳して読んでみる

          こんにちは! G/Wも最終日ですね。 今日、OECDのAI原則の改訂版を見ていて、そういえば、個人情報保護法関係でよく登場する『OECDプライバシー8原則』って、原文でちゃんと見たことなかったことに気づきました。 ということで、Back to the BASIC! OECDプライバシー8原則とは ・どんな位置付けのものか振り返ったあと、 ・機械翻訳+αを逐条日英で確認 したいと思います。 逐条日英の裏理由は、生きた英語教材として、後で見返したいと思ったためです。 (先

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