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あなたは、車が見えない見通しいい信号で赤で待つ人を笑えますか?

脳科学者の中野信子さんコラム記事を読んでいて納得のお話だった
ので、ぜひ共有したいと思い投稿しました。

外国人や私自身も、車も通っていないことが明らかで見通しのいい
信号機の赤で、なぜ日本人は特に止まって待っているのかという疑問
がありました。
そう言えば昔、「赤信号みんなで渡れば怖くない」なんてギャグが
流行ったことがありました。

合理的な考え方と忙しい現代人からしたら、律儀に交通ルールを
守って渡らない人を見ると滑稽に見えるかもしれません。
実際、私自身も今まではそう考えて、さっさと渡っていました。

ところが、守っている人の中には盲目的にルールを守るという遵法
意識が高いという意図ばかりではない深い意味合いがありることが
わかりました。

それは、中野信子さんの言葉によれば、「運命のズレ」という表現を
使っていますが、私の中では納得する経験が多々あったので、目から
ウロコが落ちまくりました。

タイミングという言葉がピッタリなのでしょうか?
あなたも経験ありませんでしょうか?車に乗っているときに青信号
が続いて一度も赤で止まらずにかなりの距離走ることができたり、
いっぽう、必ず毎回赤信号で止められ、思ったより到着が遅れて
しまったことなど・・・

スーパーなのどの駐車場が満杯で駐車スペースがないところに
ちょうど車が出て一つだけ空きができて駐車することができたりした
こと。また、電車に乗ろうと駅に向かい、プラットホームに降り立った
瞬間、ドアが開いてそのまま乗り込むことができたりしたこともあり
ました。

しかし、そんなラッキーが余りに続くとかえって怖くなってしまう
自分がいました。

中野さんはその運命のズレによって、素敵な友人とバッタリ出会う
かもしれない、混雑したカフェで偶然、そのタイミングで席が空いて
座れたなどという例を引いて表現していました。

誰もいない赤信号で待つことで、自分に何かいいことが起こる未来に
つながっているかもしれないと思ったら、一日24時間の中のたった
数分待つことは、盲目的にルールを守るという思考停止ではない
運命を楽しむための能動的な選択と解釈したら、ほんとうに待つことは
楽しみに変わるのではないでしょうか?

彼女の表現では「よりよい未来への選択を主体的に行動している」と
言っていました。なるほど、納得です。
そう考えると信号機を無視する人を見ても腹を立てることもなく、
自分は主体的に行動していて、来るべき未来に絶妙のタイミングが
訪れるワクワク感を楽しんでいると思うとかえってウキウキしてきます。


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