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七十二候によると季節は第43候「白露」

本日、9月7日から時候が変わりました。七十二候の中で
第43候、「白露」です。大気が冷えはじめ、朝晩の風が冷気を
帯びる季節。「草露白し」と呼ばれています。

注意して見ないとわかりませんが、草木の葉先に白露を発見
することができます。気温の低下を感じさせる現象。

白露とは、
露が降り、白く輝くように見える頃という意味。夜の気温が
ぐっと下がって空気中の水蒸気が冷やされると、水滴になって
葉や草花につくようになる。まるで宝石のよう、それが露(朝露)。

9月11日は立春から数えて220日、台風の特異日とされているので
十分注意が必要です。現に台風11号は日本直撃を回避できましたが、
まだまだ勢力を保ったまま日本海側を通過する予報が出ています。
温帯低気圧になりましたが、まだまだ危険です。

中国では、白露を境に肌を晒してはいけないということわざがあり
ます。それほど朝晩は冷えることがあるという戒めです。

ところで、この頃の旬の魚は何と言っても、「秋刃魚(サンマ)」。
不飽和脂肪酸が豊富で良質なタンパク質がとれるので人気の青魚
です。今年は去年に比べて少しサイズは小さいようですが、価格は
昨年よりは少しですが、下がっているようです。

はらわたまで食べれる魚はほとんどありませんが、サンマは尻尾
以外はすべて食べられます。あのハラワタの苦みが何とも言えない
というイケる口のあなたにはたまらない一品でしょう。

旬のすだちと大根おろし、ポン酢をかけて食べるとほんとうに
おいしい。

また、数多いキノコの中で栽培がむずかしいと言われろ「本しめじ」。
店頭に並んでいるのは栽培が比較的しやすい「ブナしめじ」です。
これも食物繊維が豊富でビタミンDやB2を含んでいるので食材の
ひとつに加えるといいでしょう。

忘れてはいけないのが、9月9日の重陽の節句のときに食べる栗ご飯。
栗ご飯には和栗を使います。日本は古来から、栗ご飯を食べて
田畑の収穫を祝ったと言われています。

和栗は鬼皮と渋皮を剥くのがかなり面倒ですが、酒と塩を入れるだけで
手軽に栗ご飯ができるので、面倒な人は、渋皮が剥かれた和栗を
購入して炊飯器で作ればかんたんにできます。

秋のお彼岸にお供え物の華としては、「千日紅」です。小花は白、ピンク、
紫、オレンジなどの華やかな色味は仏花として重宝されています。

そうそう、重陽の節句として忘れてはいけない花、菊です。
菊の品評会が行われるのもこの季節の重要な行事になっています。

季節は確実に移ろっています。





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