意志の力（エネルギー）

意志にはエネルギーがあって、いい睡眠をとって十分に寝て、
朝起きたときに満タンになります。そのため早朝の時間帯に重要な
仕事や決断する際にはこの時間帯にやるといい結果を生みます。

どうでもいい取るに足りない作業にこの意志の力を使うとどんどん
枯渇していってしまうのもです。そのため自分にとって何が重要かを
見極め、それに誠実に向き合うことが重要です。

それには、目標を定めそれを達成していくために日々、重要な課題に
取り組でいるかどうかで判断できます。それ以外のことは些末な
ことで、意志のエネルギーを使うにはもったないことと認識して努めて
重要な決定に意志力を使うようにしなければいけません。

あの有名なアップルのCEO、スティーブ・ジョブズはなぜ毎日、黒い
タートルネックを着て、ニューバランスのスニーカーをはいていた
のか？

Facebookを創設したマイク・ザッカーバーグはなぜまったく同じ
Tシャツをクローゼットの中に10着入れているのか？

それはすべて意志の力（エネルギー）を毎日のつまらない洋服の選択
に使わない、つまり節約することで重要な決定にそのエネルギーを
蓄えているのです。

小さな意志決定のようですが、これが有意義なことに使える脳の
エネルギーを節約するたいへん効果的な習慣になるのです。意志決定
の数を減らすテクニックを使うことで脳のエネルギーをたっぷり確保
できるのです。

成功するほとんどの人が実践している習慣です。単なるファッションに
興味がないということではないことがわかりましたか？

ほとんどの人が早朝の意志のエネルギーが満タンの状態のときを利用
できていません。特にサラリーマンの方々は通勤時間のギリギリまで
寝て、通勤電車で意志のエネルギーをかなり使った時間帯に会社に
到着して仕事をしています。

また、残業時間は最も意志のエネルギーが消耗した状態なのでまったく
有意義な仕事はできていません。欧米先進国の人たちは残業の時間帯は
非効率であることがわかっているので日本ほど残業をしません。

本来であれば、早朝、もしくは遅くても午前中に大事な仕事を済ませて
午後は作業の時間や営業で外回りの時間に当てるのが理想的ですが、
そんなことがわかっている管理職はほとんどいません。

日本人の生産性が低い原因のひとつがこのことの認識不足であることは
間違いありません。
その点、自営業、テレワークの人は時間の管理をうまくやって、自己管理
できればいい仕事ができます。あとはいかに怠け心から脱却するかに
かかっています。