ネット広告に異変!あのGoogleのモバイル広告が嫌われはじめた。
FacebookやGoogleの収益の柱は広告モデルです。
何かほしいと思ったものが決まっているユーザーがまず、検索する
のが、Googleで、何が欲しいか決まっていないユーザーに発見
を促すのがフェイスブックです。
Googleは2015年にAMP(アクセラレーテッド・モバイル・ページズ)を
導入しました。これは、モバイルにおけるWeb表示を劇的に高速化することを目的にしたオープンソース、つまり新しいフォーマットのことです。
スマートフォンやタブレット上のページ読み込み時間を劇的に短縮する、
ということで多くの企業が立ち上げ段階で参画しました。
しかし、サイト運営者の立場からすると得られる広告収益が
少ないということがわかってきたためAMPに背を向け始めました。
高速でモバイル端末のページが表示されることによって、
ユーザーにとってはストレスが軽減されるのになぜ、撤退する
企業が増えてきたのでしょうか?
AMPをやめることで、画面のデザインや広告のフォーマットを
より自由に変えられるようになる他、ヘッダー入札で広告枠を販売
しやすくなり、結果的に競争が促進され広告の値上がりにつながると
の声が出てきたのです。
ヘッダー入札とは、ウェブコンテンツ制作者がサイトの広告から
もっと収益を上げられるよう、複数の買い手に同時に広告枠に入札させる
システムのこと。
実際にメディアの幹部や業界関係者とると、AMPを使っていないサイトは
使っているサイトに比べ、広告収入が少なくとも20%多くなる上、読み込み速度にもさほど影響は出ないという結果を得ています。
Googleは昨年、サイトの読み込み速度や双方向性、表示の安定性で検索順位が変わるようアルゴリズムを調整しました。その結果、一部のコンテンツを提供する企業はAMPの導入に後ろ向きになったようです。
広告収入で世界的に圧倒的に優位な立場で収益を上げていたGoogleや
Facebookも盤石ではなくなってきたということです。
特に、Facebookは社名をMetaに変更して、これからはメタバースの
時代になると先取りして、次のビジネスモデルにシフトしていっている
よううですが、やはりかなり危機感を持っているのでしょう。
Googleのこれからの対策にも目が離せません。