ペッパーミルパフォーマンスにみる日本高野連の古い管理体制
東北高校(宮城)-山梨学院で東北の選手によるパフォーマンスを一塁
塁審が注意したことについてあなたはどう思いますか?
いちばん最初に思い浮かべたのは、中学校や高校で意味のない校則、
たとえば、靴下は白いソックスに限る、体操服の下の肌着着用が禁止、
髪の染色禁止、男の子のツーブロック(横の刈り上げ)は禁止、女の子
はツインテールのみと言ったもの。
先生や管理者からは、色々なルールや決まりごとを通して問題の芽を
つむという屁理屈を金科玉条のように主張しています。
これだけ、個性の重視や多様性(ダイバシティ)が叫ばれている世の中
で、それに逆行するような前例主義のおかしな校則や規則がが残されて
いまでも主張されている旧態依然たる化石のような人たちが多いのが
実態です。
これらの校則をブラック校則と言うそうです。
小生の高校は自由と自主・独立を旨とし、「立志・開拓・創作」の三校是
の校風で規則に縛られることはまったくありませんでした。
しかし、自由には責任を伴うことを徹底的に教え込まれました。そのため
道を踏み外すような学生はほとんどいませんでした。
今では、公立の中高一貫校として少数精鋭で、小生が在籍していた頃より
現役で東大をはじめ、国公立や有名私大に合格する進学校としてさらに
有名になっています。
話はそれましたが、高校野球のパフォーマンスで今、もっとも有名な
ペッパーミルパフォーマンスのどこがいけないのか、まったく説得力が
ありません。
日本高野連は「高校野球としては、不要なパフォーマンスやジェス
チャーは、従来より慎むようお願いしてきました。試合を楽しみたいと
いう選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが
当連盟の考え方です」とのコメントを発表しています。
青山学院大学の陸上部の監督である原晋氏も「世の中個性を大切にしよう
と言っているのに、他者を侮辱行為してないパフォーマンスに対して制限
するなんて不思議でならない」と指摘しています。
まったく、同感です。
高野連の主張はブラック校則を強いる考え方と同じような主張のように
感じるのは小生だけではありません。
高野連の旧態依然たる体制に憤りを感じます。管理する側の主張ばかり
が目立ち、ほんとうに学生の目線に寄りそう姿勢がまったく感じられ
ません。
悪しき前例主義や管理体制を維持するための規則はなくしてほしいもの
です。まあ、相手のエラーで出塁してやったから、相手へのリスペクトが
なかったという負い目はありますが、ヒットでやれば問題にならなった
かも・・・