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日本人が欠けている知恵をユダヤ人のWisdomから学べ!(その1)

日本人から見たユダヤ人の印象はどんなものでしょうか?

金融界を牛耳るロスチャイルド家を思い浮かべる人も
いるでしょう。ロスチャイルドにかぎらず、現代でも
金融分野の中枢で活躍しているユダヤ人はかなり多数います。

シェイクスピアが書いた『ヴェニスの商人』をすぐに連想する
人も少なくないことでしょう。そう、主人公にお金を貸した
シャイロックはユダヤ人でした。

シェイクスピアもシャイロックのことを完全に悪玉として
描いているので、ユダヤ人の印象を業突く張りで融通のきかない
商売人という悪い印象を持っている人が多いのではないでしょうか?

いっぽう、第二次大戦中、ナチスドイツによる「ホロコースト」で
約600万人のユダヤ人の組織的、官僚的、国家的な迫害および殺戮を
受けた悲劇の民族を思い浮かべる人も多いでしょう。

ちなみに、ホロコーストとは、「焼かれたいけにえ」という意味の
ギリシャ語を語源とする言葉です。

そんなユダヤ人は、歴史的に見ても出エジプトや流浪の民として
筆舌に尽くしがたいほどの迫害を受けて来ました。

現代のウクライナ人も同じようにソ連時代のスターリンから過剰な
量の穀物徴収を課されれました。その結果、現地の農民が食べる
ものがいっさい残らず、大飢饉によって約400万人の人が餓死で亡く
なった「ホロドモール」が起りました。

「ホロドモール」とは、
ウクライナ語でホロド(holodo)は飢え、モル(mor)は絶滅や抹殺を
意味する合成語で、飢餓による殺害(death by hunger)を意味して
います。

「ホロドモール」については、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の
映画で詳しく描かれています。私の時事問題のマガジンでも取り上げて
いますので、興味を持ったあなたはぜひ、ご覧になってください。


閑話休題
前置きが長くなってしまいましたが、ユダヤ人の民族性がつくられた
歴史をみるとほんとうに壮絶で悲惨な運命を切り抜けてきた民である
ことがわかります。

それでは、世界人口のわずか0.2%(1400万~1700万人ほど)しかいない
ユダヤ人が世界中に散らばって国を持たなかった時代を経て、どうやって
生き残ってきたかということが非常に気になります。

そこには、ヘブライ語でトーラーと言われるモーゼ5書(創世記,
出エジプト記,レビ記,民数記,申命記)、ユダヤの律法とそれに
対する2世紀にラビによってトーラーを解釈したミシュナ、それを
注釈したゲマラを加えたタルムードがユダヤ人の存続のキーワードに
なっています。

それは、日本人として見習うべき珠玉の教えがいっぱい詰まって
います。次回からその神髄を徐々にご披露していきます。

その2に続く

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