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歳を重ねること、加齢にはメリットがいっぱい!

40歳を過ぎて体力の衰えを感じ、50代になって男性でも更年期を感じて、
肩を落としている人たちは多いかもしれません。

しかし、医学的視点から見ると、加齢にはメリットもたくさんあることが
わかってきました。中高年には朗報です。その最たるものが「経験値」
なのです。

空間認知と言語能力は40~50代がピーク

「経験値」を大きく分けると脳の経験値と身体の経験値に分類されます。
加齢によって脳の経験値が高まることが研究の結果判明しました。

アメリカのワシントン州で行われた研究では、空間認識や言語能力、
言語記憶などは、20代のときに比べてむしろ40〜50代のほうが能力値の
平均が高いという調査結果が出たようです。

MRI検査で、脳の断面を撮影すると、20代の若い人の脳は、確かに
フレッシュな状態と言わざるを得ませんが、脳の形がもとらすものと
脳の機能が決して比例するものではないことがわかっています。

脳は見た目の問題ではなくて、長年の経験値によってより多くの
知恵を獲得できているかということが問題なのです。

ポイントは脳にいかに刺激を与えるかどうかにかかっています。
五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を使って外部からの情報を
インプットすることです。インプットと同時にアウトプットを
心がけると知識が定着して知恵になっていきます。

人にそのアウトプットしたものを教えるとなお、学習効果が定着
します。

五感の中でも、視覚、目の役割が重要なファクターになってきます。
インプットを司る器官の中でも、加齢による不調が出やすい目である
と言われています。そして次に聴覚をつかさどる耳の退化も加齢に
よる影響を受けやすいので普段から注意が必要です。

五感のうちで経験値を高めるために最も重要な器官は視力と聴力です。
それらが退化を感じたら、早めにメガネや補聴器といったサポート器具
の活用を考えるべきです。

おもしろいことに年齢を重ねると、風邪をひきにくくなるという現象が
起きています。ある調査では、20代では年間2〜3回風邪を引くのに
対して、40代以降は年間1〜2回に減少するという結果が出たのです。

40代~60代にかけて若い頃と比べてより多様な病原体への免疫を獲得
できているということが知られています。

そう言えば、私自身もインフルエンザに罹ったのが、2008年以来、
現在までまったく風邪症状に悩まされたことがありません。
喉の痛みで内科の医師から処方された薬で1~2日で完治した症状は
ありましたが、いたって健康状態を保っています。

新型コロナも風邪をひかないように規則正しい生活習慣と食生活に
気をつければ、免疫力が低下することもなく罹患しないと思って
います。

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