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メタバースに応用可能な「3次元の地図」はまさにデジタルツイン!

メタバースとは、meta(超)とuniverse(宇宙)を掛け合わせた
造語です。インターネット上の仮想世界を意味し、アバターという
自分の分身をつくってゲームなどの中で没入感を体験します。

そして、メタバースは現在のところゲーム業界からはじまって
います。以前の記事でも書きましたが、任天堂の
「どうぶつの森」などもメタバースの先駆け的なオンライン上の
ゲームです。

Facebookも会社名までMeta(メタ)に変更してメタバースに
将来を賭けているようです。ただし、かさばって重たい
ヘッドマウント・ディスプレイを必要とするメタバースは
3Dメガネと同じ運命をたどって衰退するでしょう。

早晩、軽量化と小型化していくでしょうが、最終的には何も
つけずにできる方向になっていくのでしょう。そうでなければ、
爆発的に流行するとはどうも思えません。

だから、Facebookの「Horizon Workrooms」は今のところ成功して
いるとは言えません。日本でのリリースもまだのようです。

そんな中、メタバースに応用できるデジタルツイン(DigitalTwin)
3次元の地図の世界的なテクノロジーを見つけました。

それは、
Googleストリートビューからリアルなバーチャル3Dシーンを
自動作成し、Googleとトロント大が開発したものです。


LiDAR搭載カメラリグで撮影した異なる視点の複数画像から
改良NeRFで3D合成シーンを作成。光沢や透明,照明などを考慮
したものになっています。

やはり具体的に動画を見ないとその完成度がわからないでしょう。
こちらは日本の宇宙ベンチャー企業である、スペースデータ社に
よる人工衛星で取得した画像データを基に、AIが街並みを3DCGで
再現したものです。

ストリートビューや衛生写真から上記のような3D空間が自動生成できちゃうなんて、「3次元の地図」という意味では、これこそまさにデジタルツイン
の世界観です。

※デジタルツインとは、
「リアル(物理)空間にある情報をIoTなどで集め、送信されたデータを
元にサイバー(仮想)空間でリアル空間を再現する技術のことで、
現実世界の環境を仮想空間にコピーする鏡の中の世界のような
イメージと言えば、わかりやすい。

ここに実際に自分自身の分身であるアバターを登場させて、行きたいところ
に縦横無尽に飛び回ることができれば、バーチャル世界旅行のメタバースが
できあがります。

また、オンラインゲームにも応用可能です。実際の「3次元の地図」の
世界観でできるゲームが完成したら、今のCGによるものがチャチに見えて
一気にオンラインゲーム業界の覇権を握るかもしれません。


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