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【シティリーグ優勝】ゲッコウガex(パルキア/ピジョット型)デッキ


みなさん初めまして。ゆうや(@MDyuya1121)と申します。
主に千葉・東京でポケカをプレイしており、今シーズンの成績は
SEASON1:圏外
SEASON2:ベスト4
SEASON3:ベスト16
といったなんとも微妙な結果となっております。
今回、SEASON4にてゲッコウガexをメインとしたデッキで彼岸の優勝を頂けましたのでnoteを書かせていただきます。
ゲッコウガexはいろんな型があり、このデッキレシピが必ずしも正解というわけではありません。
とは言え、このデッキを使って64名のシティリーグで優勝することができたという事実もありますので、その実績を元にどのようにデッキを考えてどのようにプレイすることで価値を目指したのかということをまとめさせていただきます。
記事の掲載まで時間がかかってしまったことお詫び申し上げます。
全部で約2万字とかなりの長文になっておりますので読むだけでもかなり時間がかかると思われます。
わかりにくい部分も多々あるとは思いますがご了承ください。
一部、有料の記事もございますが、記事の大半は無料でご覧いただけますのでお時間のある方は是非読んできただけたら幸いです。


デッキ選択について


本来であれば環境を考察した上でデッキ選択を行うのですが、
今回に関しては『ゲッコウガが好きで使いたかった』という理由でデッキを選択しています。
その上で環境デッキに対してどのように戦っていくかというところを突き詰めていくことにしました。

環境考察について

CL愛知が終わってから1週間後のシティリーグということもあり、CL愛知でも特に活躍していたリザードンやサーナイト、ルギアとのマッチングが多いと考えておりました。
具体的には下記のようなイメージです。

当初想定していたTier表

ただ、前日のシティリーグの結果ではサーナイトexデッキの入賞が非常に多く、当日もサーナイトexデッキが多くなるか、そのサーナイトexデッキに有利な古代バレットデッキの使用者が多いのではないかと考えていました。
ゲッコウガexデッキはサーナイトexデッキを特に苦手とするためなんとかして勝てる構築を模索することにしました。

闘ゲッコウガexデッキの認識と構築の経緯


ゲッコウガexデッキはズバリ速攻型のデッキだと考えています。(あくまでも個人の考えです)
その最大の理由はゲッコウガexの打点が低いことです。
いくら「ぶんしんれんだ」があるとは言え、ゲッコウガexデッキであることがわかればベンチにマナフィが置かれ、そう簡単にベンチ狙撃することは難しくなります。
となると攻撃が遅れること=サイドレースで逆転が難しくなることを意味します。
すなわち先行2ターン目、後攻2ターン目からしっかりと攻撃をしかけられる構築が求められると考えました。
巷ではロトムVを採用した型が大半ですが、悪リザ-ドンデッキほどの終盤の捲りが難しいゲッコウガexデッキではロトムVを採用した型よりも別の形の方が良い結果が出せると感じました。
特にサーナイトexデッキに対してはタイプ相性的にも不利なマッチングであるにも関わらず、ロトムVという負け筋をベンチに残してしまうこと、立ち上がりが遅いことは致命的であると考えました。
そこでこれらの課題を解決するために考案したデッキレシピがこちらになります。

当日使用したデッキレシピ

デッキ構築のポイント


ご覧いただいて分かる通り、全体的にピン挿しのカードが非常に多い構築となっていますが、ゲッコウガexやピジョットexによってそれらの欲しいカードを自由自在にサーチしながら戦っていきます。
構築のポイントはゲッコウガexの進化ラインの他に
・かがやくゲッコウガ
・オリジンパルキアVstar/オリジンパルキアV
・ピジョットex/ポッポ

が採用されていることだと思います。

前述したように先攻2ターン目、後攻2ターン目から攻撃をしかけるためにはゲッコウガex以外のアタッカーを採用していないデッキではふしぎなアメ+ゲッコウガex+基本水エネルギーが必要となり、かなりハードルが高いと言えます。
そこでアタッカーにオリジンパルキアV/Vstarを使うことによって、2ターン目からしっかりと攻撃することを狙っています。
オリジンパルキアV/Vstarを使用する他のメリットは
・ワザマシン デヴォリューションに強い点
・アタッカーがゲッコウガexのみのデッキに比べて超タイプ(サーナイトexデッキやミュウex等)に対して強い点
・たねex(パオジアンexやタケルライコex等)主体のデッキに対して強い点
・2ターン目のぶんしんれんだ、げっこうしゅりけん(後述)が使える点
等が挙げられます。

「ワザマシン デヴォリューションに強い点」
最近では悪リザードンexデッキでも採用されているワザマシン デヴォリューションに対してふしぎなアメが必要なく進化できる点が非常に便利であり、攻撃できないターンを作らなくて良い点が優秀です。

「超タイプに対して強い点」
特に苦手対面であるサーナイトexに対して弱点ではなく、一撃で倒すためには勇気のおまもり付きのフワンテを要求できる点が非常に優秀です。
後述しますが、サーナイトに対して勝つためには勇気おまもり付きフワンテをおびき出すことが重要となってきます。
また、ミュウexを使うデッキ(ロストバレット等)においてはアタッカーがゲッコウガexのみの採用の場合、ミュウexを一撃で倒すことができないためオリジンパルキアVstarによってその状況に作らせない点が強力です。

「たねex主体のデッキに対して強い点」
パオジアンexやタケルライコexはHPが220~240あり、ゲッコウガexで一撃で倒すことはできず、相手側は高火力で一撃で倒してくるような対面となってしまいます。
そこをオリジンパルキアVstarを使うことで最大260で攻めることができます。ゲッコウガexの低い打点で補う形で、本来なら一方的にやられてしまう展開をこのカードで返していくことができます。

「2ターン目のぶんしんれんだ、げっこうしゅりけんが使える点」
オリジンパルキアVstarはかがやくゲッコウガとのシナジーも高く、かがやくゲッコウガのかくしふだによりトラッシュに基本水エネルギーを溜める行為とゲッコウガexやピジョットexの進化に必要な札を集める行為を同時に実現しています。
仮に2ターン目にゲッコウガexに進化できなくても、オリジンパルキアVstarがあり、トラッシュに水エネルギー3枚(手貼り込みであれば2枚)があれば2ターン目からげっこうしゅりけんが使えてしまいます。
最近ではマナフィを採用しないパオジアンexや立ち上がりが鈍い状況の相手に対しては特にこのげっこうしゅりけんが刺さります。

ピジョットex/ポッポを採用に関して、よく比較対象となるのがビーダル/ビッパかと思います。
ビーダル/ビッパよりも優れている点は
・ポッポの技によりポケモンを展開できる点
デッキレシピをご覧になってわかる通り、場に置きたいポケモンがかなり多いデッキです。ポッポの技によってオリジンパルキアVを出した場合でも次のターンに進化させることができるため非常に役に立ちます。
また、後攻1ターン目で手札にボール系やポケモンがなかった場合でもバトル場のポケモンがポッポやケロマツである場合、技を使うことでたね切れ負けを防ぎつつ後続の展開が狙える点も優秀です。
・ピジョットexの特性により好きなカードをサーチできる点
このデッキは1枚採用のカードが非常に多いデッキです。好きなタイミングで必要札を持ってこれることがかなり重要となるため縦引きするよりも特定のカードをサーチできるピジョットexの方がシナジーがあると考えています。ゲッコウガexのしのびのやいばでも同様にサーチできますが、キャンセルコロン+プライムキャッチャーorボスの指令等コンボパーツを揃える必要があるデッキでもあるため2枚のサーチによって再現性を高めていくことができます。
・ピジョットexの逃げるエネルギーが0な点です。
基本的にオリジンパルキアV/Vstarを除いて逃げるエネルギーが1以下で構成されているデッキとなっています。オリジンパルキアV/Vstarに関してはボスの指令などでバトル場に呼ばれた場合でも特性のスターポータルにより自身をアタッカーとすることでほぼ影響を受けません。
しかしビーダルのように逃げるエネルギーが2つ必要なポケモンがデッキにある場合、入れ替え札、フトゥー博士のシナリオ、ダブルターボ、エネルギーが必要となってきます。いずれも採用枚数は決して多くなく、採用する枠もないため、ビーダルがバトル場で縛られてしまうと折角、サイドレースを先行していたところを逆転されてしまいます。
これらの理由よりシステムポケモンはピジョットex/ポッポが良いと考えています。
この後、各カードの採用理由と簡単にまとめていきたいと思います。

各カードの採用枚数とその理由


ゲッコウガex(闘テラスタル):3枚
メインカードとなるのでサイド落ちケアで3枚採用。

オリジンパルキアVstar:2枚
サーナイトexなど特定のデッキに対してパルキアVstarを2面立てにいくため2枚必須。
詳細は前述に記載の通り。

ピジョットex:2枚
基本は1体しか立てませんがサイド落ちをケアして2枚採用。
1枚採用のカードが多いデッキなのでサーチ効果と相性が良いです。
詳細は前述に記載の通り。

ゲコガシラ:1枚
基本的に手貼りは水エネ1枚しか付けないため技「しびれみず」のゲコガシラを採用。
カイから持ってくることができるため、相性が良く、フトゥー博士のシナリオでダメージを負ったゲッコウガexを戻す際にふしぎなアメを必要せず進化させられるため便利。
技のしびれみずもコイントスで表が出れば相手をマヒさせることができるのでどうしても打点が足りない相手に対して50%の運で戦っていけます。

ケロマツ:3枚
オリジンパルキアVstarをアタッカーとして運用することもあり、3枚で回るため3枚採用。
後攻1ターン目でボールやポケモンにタッチできなくても水エネさえあればケロマツを追加2体展開できるため、たね切れのよる負けを防ぎつつ、後続の展開ができるため「むれる」のケロマツを採用。

オリジンパルキアV:2枚
前述のオリジンパルキアVstarを2体立てるために必然的に2枚採用。
また、上技のりょういきしはいを使うことによりロストシティをサーチすることができ、サーナイトや古代バレットなど非エクを主体とするデッキに強く立ち回れる点も評価が高い。

ポッポ:2枚
ケロマツと同様の理由で後攻1ターン目でボールやポケモンにタッチできなくてもエネさえあればポケモンを追加2体展開できるため、たね切れのよる負けを防げる他、ケロマツやオリジンパルキアV等の進化を必要とするポケモンを展開ができる点が優秀。
バトル場にいても進化してピジョットexになることで逃げるエネルギーが0となり、ベンチのポケモンと入れ替えることが容易なのも優秀。

かがやくゲッコウガ:1枚
特性のかくしふだにより山札を2枚引けるのが非常に優秀な他、オリジンパルキアVstarと合わせることで早期タイミングでのげっこうしゅりけんを狙える点も評価が高い。
かがやくカメックスやかがやくフーディンとは異なり逃げるエネルギーが1つなのも大きな差別化ポイント。

マナフィ:1枚
かがやくゲッコウガ、サケブシッポ、ゲッコウガexなどの対策カード。
このデッキにおいてはカイでサーチできる点も優秀なポイント

なかよしポフィン:3枚
ケロマツ、ポッポ、マナフィのうち2体展開できるのが強いため3枚採用。
カイでサーチすることで後攻でも安定して展開できる点も評価が高い。

ネストボール:3枚
かがやくゲッコウガやオリジンパルキアVを展開しやすくするために3枚採用。

ハイパーボール:4枚
対面によっては不要なグッズをトラッシュしていく。
能動的に基本水エネルギーをトラッシュすることができるため、パルキアVstarのスターポータルとも相性が良い。

ふしぎなアメ:4枚
ゲッコウガexとピジョットexに必要なため4枚採用。
4枚採用することで素引きしやすく、ビワやワザマシン デヴォリューションによる妨害をケアする目的もある。

プライムキャッチャー:1枚
相手のデッキに関わらず使いやすく、マナフィが置かれている状況であってもキャンセルコロンと合わせることでベンチ狙撃を狙えるため採用。
アンフェアスタンプと比較されがちだが、アグレッシブに攻めていくコンセプトのためプライムキャッチャーを選択。

すごいつりざお:1枚
終盤、基本水エネルギーを戻すために使う。
ハイパーボールで雑にトラッシュしてしまったポケモンを釣り上げるなど保険的な意味合いが強い。

ロストスイーパー:1枚
ルギア対面におけるサバイブギプス、サーナイト対面における勇気のおまもり付きフワンテ対策。古代バレットやタケルライコのブーストエナジー古代や悪リザードンのヒーローマント等広く見れるため1枚採用。

カウンターキャッチャー:1枚
サイドが負けている時に使えるグッズ版ボスの指令として強いため採用。
キャンセルコロンとコンボする際にプライムキャッチャーを使わなくても良くなる点もポイント。

改造ハンマー:1枚
悪リザードン対面におけるミストエネルギー対策。また、ルギア対面におけるギフトエネルギーの破壊やアルセウス系のデッキのダブルターボエネルギーの破壊など特定のデッキに対して必要になるため採用。
特に悪リザードンに対しては後述しますが、ワザマシン デヴォリューションと合わせて使用する局面があるため必須。

キャンセルコロン:1枚
基本的にはマナフィをバトル場に呼び出してベンチ狙撃するために使用する。その他カビゴン、テツノイバラex、ミミッキュなど有効なため必須。

大地の器:1枚
カイからエネルギーをサーチすることができるため採用。
かがやくゲッコウガのかくしふだを使っても基本水エネルギーが残るため手貼りできるのもポイント。
手札を能動的にトラッシュできるため不要な札を捨てたり、基本水エネルギーをトラッシュに溜めるために使用する場合もある。

ワザマシン デヴォリューション:1枚
悪リザードンデッキに勝つために必須。
その他、パオジアンexデッキのセグレイブやサーナイトexデッキに対しても有効。

ロストシティ:1枚
サーナイトexデッキや古代バレットデッキ、その他非エクを主体とするデッキに有効なため1枚採用。2枚採用したいところだが、枠の都合もあり、1枚の採用となった。

カイ:4枚
デッキに採用している水タイプのポケモンが多く、オリジンパルキアVstarやゲコガシラをサーチすることでハイパーボールをピジョットexやゲッコウガexに温存できるため4枚採用。
デッキに1枚採用のグッズを自由自在にサーチできる他、ふしぎなアメやハイパーボールなどゲッコウガexやピジョットexに進化するためのパーツを揃えるために使用。
ゲッコウガexのしのびのやいばでサーチすることで次のターンが来た時に改めて必要な札をサーチできるところが優秀。
ペパーを採用しないのはデッキのポケモンのどうぐの枚数が少ないこともあるが、カイであれば2ターン目のオリジンパルキアVstar+大地の器のサーチでげっこうしゅりけんの成功確率を飛躍的に上げられる点に優位性を感じてペパーではなくカイを採用している。

ナンジャモ:3枚
ドローソースとしても優秀で手札干渉としても優秀なため3枚採用。
4枚目も欲しいところだが、1枠はビワに譲る形で枚数を3枚としている。

ボスの指令:2枚
キャンセルコロンと合わせて使う等用途が多い。
枠の都合で2枚採用。

フトゥー博士のシナリオ:1枚
ポケモンいれかえと最後まで迷った1枚。
実際はこのカードを採用して本当に良かったと思うくらいに活躍した1枚。
オリジンパルキアV/Vstarを2面立てることで即座に次のオリジンパルキアVstarを用意することができテンポが遅れないのも優秀。ルギア対面や古代バレット対面にてダメージを負ったポケモンを戻すために使用した。

ビワ:1枚
悪リザードンexデッキやロストバレットを対策する1枚。
自身の手札を流さずに相手の手札を干渉できるため、タイミングを見計らって使う形になるが、非常に強力な1枚。
ふしぎなアメやミラージュゲート、すごいつりざお、その他ACE SPECなど落とせたら勝ちに直結するまである1枚。

基本水エネルギー:7枚
何度も試した結果、これ以上は削れない最低枚数。
オリジンパルキアVstarの特性を最大限使用することを考慮すると残り枚数が4枚となり、もう1体分のオリジンパルキアVstar、ゲッコウガex分くらいのエネルギーしか残らない。
可能であれば増やしたいが枠の都合で7枚採用。

ダブルターボエネルギー:2枚
ゲッコウガexのぶんしんれんだを使うために必須。
1試合中3回以上使用する場面が想定されないため2枚採用。
たまにピジョットexに貼ってアタッカーとして運用することもある。

こちらの構築で各環境デッキと何度も試してみると体感では下記のような相性・勝率であると感じました。

各対面との相性

その他デッキとの相性は以下のような印象です。
・カビゴンLO:微有利
・サーフゴー:微不利
・アルセウス系統:有利

最終的にこちらの構築に落ち着きましたが、採用を迷ったカードも多々ありました。

不採用となったカードとその理由

ロトムV
前述の通り、デッキの目指す動きとアンチシナジーなため不採用。
かがやくゲッコウガが疑似的にロトムVの役割を果たすため必要性を感じなかった。
また、場に残ってしまうと負け筋になるため、フトゥー博士のシナリオで戻すことが前提となる他、枠がない中で崩れたスタジアムの採用を検討する必要が出てきてデッキを圧迫するため不採用とした。

ビッパ/ビーダル
前述の通り逃げるエネルギーが2でバトル場で縛られてしまうと攻撃テンポが遅れてしまうのとピン挿しが多い構築上、サーチ効果の方が優秀と考えたため不採用。

アンフェアスタンプ
相手の事故を誘発できるため非常に強力であることは重々承知した上で相手のロトムVやマナフィなど明確に呼び出したいポケモンも多く、早い段階から攻めるデッキコンセプトと相性の良いプライムキャッチャーを優先的に採用。
入れ替え札の枠がないことやLO系のデッキ等、腐る相手もいることを踏まえても確実に仕事できるプライムキャッチャーが強いと感じました。
また、プライムキャッチャーが確定要素なのに対し、アンフェアスタンプが運要素が大きく絡むこともあり不確定要素のあるアンフェアスタンプに依存するのをやめる選択となった。

ポケモンいれかえ
カイでサーチできる入れ替え札としては優秀だが、プライムキャッチャーとフトゥー博士のシナリオで足りると判断したため不採用。
入っているとカビゴンLOと戦いやすくなるため枠があれば採用したい。

ルチャブル
オリジンパルキアVstarのスターポータルでケロマツ(orゲコガシラ)に水エネルギーを3枚付けてゲッコウガexに進化することで威力120のぶんしんれんだを使うことで目的としているチラチーノの2面取りを実現でき、オリジンパルキアVstarを使えばアーケオスを一撃で倒すことができるため必要性を感じなかったため不採用。スタートがルチャブルだった場合も弱いので不要なたねポケモンの採用を抑える方針とした。

ガチグマアカツキex
同じくスタートが弱く、入れ替え札も絞っているため不採用。
魅力的な打点240もオリジンパルキアVstarで実現可能な打点範囲のためなくても困らないと判断。

ツツジ
61枚目の採用候補だったカード。
サイドを取り進めた際に手札を増やす手段が乏しいため、リソース確保を含めて採用したかった1枚。いつでも使えるわけではないため3枚目のナンジャモを優先して枠の都合で不採用とした。

基本の動かし方

相手のデッキに応じて細かいプレイが変わってきますが、目指すべき動きをご説明します。
1ターン目に展開したいカードは下記の4種になります。
・ケロマツ
・ポッポ
・オリジンパルキアV
・かがやくゲッコウガ

優先度としてはオリジンパルキアV>ポッポ>ケロマツ>かがやくゲッコウガとなります。
理由とはオリジンパルキアVさえ出せれば次のターン、カイやハイパーボールを駆使することでオリジンパルキアVstarへと進化し、攻撃することができるためです。
ポッポはピジョットexに進化するために場に置きたく、ピジョットexに進化できればアンフェアスタンプなどの手札干渉を無視できるだけでなく、ゲッコウガexに進化させやすくなります。
ただし2ターン目以降でゲッコウガexかピジョットexのどちらにしか進化できない場合、オリジンパルキアVstarがいる場合はピジョットex、いない場合はゲッコウガexを優先していきます。
ゲッコウガexもしのびのやいばによりピジョットexの進化パーツを集めることができるため、攻撃することを優先としゲッコウガexの進化を選択します。しのびのやいばでサーチするカードはほとんどがカイになってきます。
その理由は次の番が回ってきたタイミングで欲しいカードが変わるため、次のターンにカイで欲しいカードを持ってくるためです。
明確にベンチを倒す等も目的がある場合はボスの指令などサポートをサーチすることもあります。
ピジョットexのマッハサーチはその番に必要な札を持ってくるようにします。
このように早く攻めること、サーチして各デッキに対して有効なカードをサーチして妨害しながらサイドレースを進めるような動きを目指していきます。
有料記事にはなりますが、各対面で細かい立ち回り方をまとめていますので知りたい方は是非有料記事を読んでいただけますと幸いです。

当日のマッチングに関して

1番多いであろうと予想していた悪リザードンexデッキとはマッチングせず、当日のマッチングは下記のようなマッチングとなりました。
予選
1回戦:サーフゴーexデッキ
先攻/勝ち
ぶんしんれんだによるベンチ狙撃でサイドレースを先行しつつもサーフゴーexで返されるような試合運びとなりましたが、高耐久のゲッコウガexを押し付けつつ丁寧にプレイすることでなんとか勝つことができました。

2回戦:ゲッコウガexデッキ(ロトムV/ピジョット型
後攻/勝ち
マリガン3回と絶望的なスタートでしたが、
お相手がロトムVに森の封印石を貼って番を返した直後にロストスイーパーからナンジャモで形成を立て直すことができました。
結果として前述したように後攻2ターン目から先に攻め込むことができ、ロトムVを取る等サイドレースを有利に進めることができました。

3回戦:パオジアンexデッキ
先攻/勝ち

先攻2ターン目からぶんしんれんだでセビエ2体を狩り、3ターン目に再びぶんしんれんだでビーダルとセビエを狩るというパワープレイによりお相手が投了する形になりました。

4回戦:ロストゲッコウガexデッキ
先攻/勝ち

お相手のマナフィサイド落ちということで先攻2ターン目からぶんしんれんだが通り、以降も毎ターン必ず攻撃が通り、サイドレースが逆転することなく勝ち切りました。

5回戦:ルギアVstarデッキ(マナフィ入り)
先攻/勝ち

先攻2ターン目にチラーミィを綺麗に倒していき、最終的にお相手のエネルギーが枯渇する形となり、ゲッコウガexを一撃で倒せなくなり、

6回戦:古代バレットデッキ
後攻/負け

試合終了までエネルギーもサポートも1枚も引くことなく事故負け。

本選
4位決定戦:パオジアンexデッキ
先攻/勝ち

後攻2ターン目からパオジアンexにゲッコウガexを取られましが、返しのターンでオリジンパルキアVstarでパオジアンexを取り、その返しのターンに再びパオジアンexでオリジンパルキアVstarを取られるような試合運びとなりました。
返しのターンのワザマシン デヴォリューションが刺さり、お相手はセグレイブに進化できず、盤を返してきたところにぶんしんれんだでセビエ2枚取り切り、お相手投了となりました。

準決勝戦:サーナイトexデッキ
先攻/勝ち

お相手の立ち上がりが渋く、本来先攻2ターン目からげっこうしゅりけんでたね切れとなる展開をプレイミスによりゲーム終了に持ち込めなかったもののそのまま押し切ることができ、勝つことができました。

決勝戦:古代バレットデッキ
後攻/勝ち

予選最終戦のお相手と再戦。
今回は先攻2ターン目からしっかりと攻撃をしかけることができ、サイドレースを先行し切ることができました。

総じて構築の段階から想定した動きが実現した試合が多かったと思います。
全体的に先攻を取れる試合も多く、目指していた2ターン目からの攻撃ができたり、オリジンパルキアVstarを採用したことによる2ターン目からのぶんしんれんだやげっこうしゅりけんによる相手の盤面への影響がかなり勝率を上げることに貢献してくれたと思います。

実際は悪リザードンexやサーナイトex、ルギアexに対して勝つためのゲームプランを用意していましたので有料の記事に関してはこれらの環境デッキに対してどのように立ち回ることで勝率を担保しようと考えたのかをまとめたいと思います。

無料記事の内容はここまでとなります。
ご覧いただいた皆様本当にありがとうございました。
続きが気になるという方はよろしければ続きの内容もご覧いただけますと幸いです。

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