絶対王者
前回、前々回からの続き
常識的に考えれば購入者は食べるためにアイスクリームを買う。また、アイスには甘さを求めている。ストロベリー味が欲しいときにバニラを選ばない。商品説明欄に表示されている内容量には納得している。
そういう常識的な購入者が星の評価をつけていると仮定している。暗黙のルールと言ってもいい。たとえば星4つの評価なら常識的な購入者の多くが何らかの不満を持ったということだ。
何が不満だったのか気になってレビューを見てみた。
★★★★☆ 価格相応
マジか。それ以上に何を求めているというのか……
レビュー全文を最後まで読むと理由がわかった。どうやらハーゲンダッツが基準になっているらしい。価格がほぼ二倍に近いハーゲンダッツと比較して、価格相応を認めながらも満点はあげない構えだった。
ほかのレビューにもハーゲンダッツとの比較は散見された。「常識的な購入者」はハーゲンダッツを基準にしている可能性がある。ハーゲンダッツが美味しいのではなく、美味しいのがハーゲンダッツになりつつあるのかもしれない。
個人的にハーゲンダッツは価格ほどには美味しいと思っていなくて、世間の評価は高すぎると感じている。こうしたズレを発見するのに星の評価は役に立つ。
よし、まとまった!