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適材適所

↑前回のつづき

必要は発明の母と言われる。だとしたら不必要は創造の母といったところか。父はどうしたんだと思わなくもないが、たぶんオスは環境要因のひとつに過ぎないのでわざわざ言及されないのだろう。

発明と創造を比較してどちらが良いかという話ではない。社会には両方あるのが望ましい。ただ、必要なものを生み出す技術については順調に発展してきている。その代表格がAIである。ようやく本筋に戻ってきた。

まだ単独でAIが何かを発明するには至っていないようだが、人が求めるものを生み出す能力に彼らは長けている。たとえば新薬の開発では化学物質の膨大な組み合わせの中から見込みのありそうなものを予測するのに役立つと聞く。

誰かが必要としているということはゴールが明確であるということだ。その条件は機械にとって有利に働く。つまり誰かに必要とされたい人は機械と競争して椅子を取りに行かねばならない。

これに対して創造はまだ誰も必要としていないものを生み出すことだ。自由が与えられて自分でゴールを探す作業になる。機械は束縛(要件)がないと動けない。だからAIが台頭してもクリエイター系の仕事は安泰だと言われる。

ChatGPTの話から始まって機械に出来ること、僕に出来ること、僕が望むことを考えてきたが、そろそろまとめに入ろう。

↓次回につづく