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好きな言葉

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胸に刺さるとか、語呂がいいとか、僕が気に入った言葉をまとめます。
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2024年2月の記事一覧

増税メガネ

誰かが岸田首相につけたあだ名である。一般には悪口と捉えられていて、その空気がさらに悪口の印象を強めているが、僕はそこまでの悪意を感じない。まあ、こういうのは本人がどう感じるかが重要なのだとは思うが。 最初に言い出した人が増税に反対なのか、あるいは容認しつつも愚痴をこぼしたいだけなのかはわからない。どちらにしても距離感は近い。これを無礼と解釈すればなるほど野次にも悪態にも聞こえる。 しかし、気安い意見とも取れる。お上に対して下々の者が顔色を伺いながら述べる陳情ではなく、同じ

伝説のプログラマー

そう呼ばれたことがある。この話は最後までちゃんと聞いてもらわないと嫌味な自慢になりかねないので誰かに話したことはない。過大評価が独り歩きされても困る。 開発したソフトウェアのデバッグで大阪に出張したときのことだ。報告された不具合をその場で秒殺していたら関西人のお客さんが独り言のようにつぶやいた。 「伝説のプログラマーや……」 実際には電灯を設置したのに電球を付け忘れていたレベルの凡ミスを連発しており、言われて気づいて修正するという惨状だった。それが傍目には凄腕の技術者に

ベイクドモチョチョ

あんこが入った例のお菓子のこと。僕の地元では「今川焼き」と呼ばれていたが、地域によっていろいろな呼び方がある。あまりにも混沌としているので全国的に通用する名称として誰かが提唱したらしい。 本気で統一を目指していないことは語感からわかる。 モチョチョに意味はないようだ。これは北のほうで使われている「おやき」という呼び名が長野では別の食べ物を指すことを揶揄しているのだろう。モチョチョならおそらく他の何とも重複しないからね。 縁日のようなイベントでは「大判焼き」もよく見かけた