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ツールは選ぶだけではなく、能動的に使うことが大切です。

時代が変わっても、何かしら問題はありますので、その問題を解決してくれるようなツールは、いつの時代にもあふれ返っています。それらのツールは、さほど役立たないものから非常に役立つものまで玉石混交です。また、買い切りの商品から、名刺管理ツール、労務管理ツールなどの月額制オンラインサービスまで、ツールの在り方も様々です。

ツール選びにはある程度慎重になる人が多いですが、いざ購入(契約)した後、そのツールを使いこなそうと能動的な努力をすることを怠けているケースが少なくないのではないでしょうか。「お金を払ったんだから、あとはツールが役立つのが当たり前で、買ったほうが何か努力をする必要はない」と考えるのは間違いです。それはつまり、とても高価な楽器を買ったけれども全然練習しないヴァイオリニストや、高額な教材を買って勉強した気になってしまう受験生と同じです。

もちろん、UIが工夫されていることはとても大切で、ほとんど何も考えなくてもその能力を発揮できるようにツールがデザインされているに越したことはありません。コンビニで売っているおにぎりが、もしパッケージを開けるのにかなり苦労するような商品なら、そのうち誰も買わなくなるでしょう。しかし、開けやすいパッケージになっているにもかかわらず、そのまま口に入れて「パッケージが開いていない。買った人に開けさせるような商品はダメだ」という考え方をする人のなんと多いことか。

特に、月額制のオンラインサービスは、最初のうちは使い方がわからなくてイライラすることもあるでしょう。また、サービスの上澄み部分だけを使って「この程度のサービスか」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、そのサービスを使って仕事に役立てるかどうかは、あくまで使う側の人の努力、工夫次第なのです。

同じサービスを利用している人に提供されるサービスは、当たり前ですが同じです。であれば、同じサービス料金を払っているなら、そのサービスを骨の髄まで吸い尽くす勢いで使いこなそうとあれこれ試してみるほうが得だと思いませんか?素晴らしいサービスは、素晴らしい使い手の下でこそ、その真価をいかんなく発揮できるものです。

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