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2022年自選十句(今年の俳句から)

やはらかく墨は磨るべし初御空
立春のふるさとに子の生まれけり
畑焼く日遠くの戦始まりぬ
天へ学帽 お前も我も卒業す
筆止まる窓に日増しの木下闇
夕顔や蕾のドリルめく力
焼きそばの列に花火の始まりぬ
美濃菊や鋏入るればまたにほひ
射る人のごと画家は見る寒牡丹
残務なし混み合ふ街に日記買ふ

自選十句を切り口に、今年を振り返るのをVoicy(音声配信)で行いました。

サポートは、書籍の購入、古典の本の自費出版に当てさせていただきます。