#わたしにとって歌とは No.9
こんにちは。
ピアニスト兼アルトパートの横山です。
私は幼いころからピアノを習っていましたが
大人になっても、ピアノの仕事に就くとは
思っていませんでした。
子供の頃の夢はケーキ屋さん。
理由は、ケーキをお腹いっぱい食べたいから(笑)
母に、幼少期の私がどんな子だったか尋ねると
「家でも外でもよく歌っていたよ、
学校や通学路で、友だちが歌い出すと
自然とハモって一緒に歌い始めたのには驚いた。」
と言われました。
童謡、みんなのうた、CMの曲、流行りの歌など
ジャンル関係なく歌ってばっかりいたので、
この頃から歌が好きだったんですね。
10代の頃は
ハモネプが流行り、
ゴスペラーズの大ファンになり、
放課後には
よく友人とカラオケへ行って
2時間も3時間も歌っていました。
大学に進学してからは、
「横山のピアノにはうたがある。」と
先生からお言葉をいただき、
恥ずかしながらも嬉しかったことを覚えています。
また、歌曲やオペラ、合唱の伴奏に興味を持ち、
自分では歌えないような曲を
見事に歌い上げる歌手の人や友人と、
ピアノという役割を通じて関わっていけることが
すごく楽しくて嬉しくて、
不思議と練習が苦ではありませんでした。
インフィニ☆と出会ったのも、
ピアノを通じてでした。
インフィニ☆の演奏を聞いて
純粋に、「素敵!一緒に歌いたい!」と思ったのです。
今までも合唱の授業や、
大学のサークルで合唱をしたことはありましたが、
このような胸の高鳴りを感じたのは
本当に本当に久しぶりでした。
ピアノを勉強しているときは
孤独との戦いなのですが、
歌っているときは違います。
支え合いながらハモりながら
音楽の世界で心を通わせ合う感覚が
とても温かくて、心地良いのです。
それに、人前で話したり、
自分の気持ちを伝えたりするのは
苦手なのですが、
音楽を通じてであれば
思いを届けることができるので
不思議なものです。
母になった今は、
息子と色々な歌を歌って遊んでいます。
ニコニコ笑ったり体を動かしたり、
そんな時間もまた、私に幸せを与えてくれます。
あなたにとって歌ってなに?
なんで音楽を続けているの?と
問われたとき、
ピアノが中心にあるものと思っていましたが
同じくらい『歌うこと』が
私の中の大切な部分を占めていることに
気付きました。
そして、歌うときは、
ひとりではないということも。
きっとこれからもどんどん歌が好きになるし
大切な瞬間が増えていくと思います。
歌うことは私のパワーの源です。
音楽が与えてくれるパワーが、
私たちを通してまた誰かの幸せ、喜び、癒やしに繋がると嬉しいです。
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