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ライブの思い出

こちら、直近にてライブがあります。
ただ、みなさん、ただライブに来てねーと宣伝はしますが、肝心の「ライブハウス」ってこういうところだよ、受付はどこそこで、前売りチケットは各バンドに問い合わせね。みたいなかんじで、どうにもこうにも迷ってしまいますね。

そんな時はとりあえず見たいアーティストやそのライブハウスにコンタクトをとってみましょう。
電話とかメールとかじゃなく、いまはSNSというツールがあるので、気軽にDMとかしてもらえたら嬉しいですね。

てなことで、このnoteでもX:旧ツイッターでもいいので、本当に気兼ねなくご連絡いただけたらと思います。

ライブ活動をやりはじめてはやウン十年経つんですが、まあやはり失敗はありますね。
ライブの出来不出来は即反省材料としてその日のうちに振り返るのですが、若かりし頃、いろんなアーティストに触発されて、悪く言えば真似をして今思えば恥ずかしいなあ、ということも経験してきました。

今日はそのうちのひとつ、東京での初ライブのお話をします。

私が東京にきて初めてライブを行った場所は、高円寺とか下北沢とか、いわゆるライブハウスがあって盛況な街ではなく、なぜか武蔵小金井でした。

その当時、バンドメンバーを探すのに躍起になっていた私は、いろんなところにメンバー募集やら加入希望とか、サイトとかスタジオや楽器店に貼っていたのですが、あるときアメリカ帰りのトランペッター兼パフォーマーのような方とお知り合いになりました。

トランペットといっても、ほぼほぼノイズみたいに適当に吹き散らすだけで、私もギターを持ち出してセッションみたいなことをやっていたこともあり、当初の思惑とは異なるものの、ライブをやってみようという話になり、あれよあれよという間にライブが決まってしまいました。

仙台にいた学生の頃も一応ライブは数回ですがやったことはあるのですが、
ライブハウスというか演劇場みたいなところで、小さいアンプにギターをつないでやるところで、東京はいろんなところがあるなあと思ったものです。

そのトランペッターの方、アメリカ帰りとはいうものの、ほぼバックパッカーで過ごしていた感じで、なんというか適当。
曲も一応作ったりはしたのですが、楽譜などはなく、ただ「ここで俺がこんな感じで吹くから、いい感じの相槌を」みたいな感じで、よくよくその方のアメリカにいたころのバンドの映像をみると、渋さ知らずさんとかボアダムズさんみたいな、アバンギャルドフリージャズみたいなもので、ライブ当日も初対面のダンサーさんに、「佐藤くんも化粧しよ」みたいな感じで顔に濃いめのアイシャドウというかべったり塗られて、まあ恐る恐る出番がやってくるわけです。

するといきなりそのトランペッターの方が打ち合わせとは違う演奏をはじめるものだから、もう私は開き直って、ただギターをかきむしり、最後にはギターを思いっきりぶつけて凹ましたりして、ライブ自体はあっという間で楽しかったものの、しばらく放心状態でした。

失敗談ではないですが、特に壊したくないギターを壊してしまったのは、まあNirvanaの影響でしょうね。
あとそういう得体の知れない団体とやるというのも、経験というよりかはNirvanaからsonicyouthに流れて、そこからギターノイズ界隈というか、そういうライブをやりたかった、というのもあるかと思います。

それが東京での初ライブでした。
今ではギターは絶対に壊したくないですね。

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