絵の具の色はディスプレイの色よりも美しい
久しぶりに絵の具をチューブから出したら感動した。
毎日描いていた頃は当たり前で気がつかなかったけれど
絵の具の色は美しい色をしている。
そこに気がついたのは8ヶ月ほどiPadで絵を描いていたからだ。
画面の中の色は本当に均一に塗りつぶすことができるし、
理想とする色に調整するのも簡単だけど生の色には全く敵わないんだ。
物より情報の時代だけど、ぼくは疑いを持っている。
インターネットで手に入る情報と、自分と同じ空間に物があり、
匂いがあり、手で触れることができることは全く違う体験なのだ。
デジタルで絵を描くのは簡単で手軽で便利だけれど、
実際に画材を使って描くことの難しさを乗り越えた面白さは得られないのだ。
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