カバー交換は意外と簡単だが、洗うのは難しい
せっかくカバーリングタイプのソファを購入しても、実際に洗っている人は何割くらいでしょうか?私たちが集めた情報だと、5割以上の方は洗っていないと思います。また、替えカバーを購入される割合はもっと低く、1割以下だと思います。今回は、カバーリングタイプソファのメリットとデメリットとを整理してみました。
・カバー交換のメリットは3つ
「いねむ」では、ほとんどのモデルをカバー交換のできる、カバーリングタイプでデザインしています。そのタイプでは、クリーニングに出して洗うことができますし、新しい生地でカバーを作って交換することもできます。そんな、カバーリングタイプのメリットをまず説明します。
1つ目は、汚れたときに洗えること。
ソファは飲み物をこぼしたり、食べ物がついたりして、汚れてしまいますよね。外で元気に遊んだお子さんが、汚れた服のままで座ったり、ペンで落書きしたり。ソファが汚れちゃうことについて、心配が絶えない方が多いです。
油性ペンなど、汚れによっては落ちない場合もありますが、通常使用での汚れはほとんど落ちるので、安心してソファを使うことができます。
2つ目は、長年使い続けることができること。
長年使用して生地が傷んだときに、張替えをするのはソファの移動費用が往復かかるので、買い換えるのに近い費用がかかります。カバーリングタイプの場合では、新しい生地でカバーを作って交換できるので、張替え費用の1/3~1/4で済みますので、長く使えてコスパが良いです。
3つ目は、インテリアを楽しめること。
生地の種類によっては、夏にサラッとしていて快適な素材や、冬に温かく感じられる素材があります。しかし、ソファは一年中使用するので、夏に快適な生地が、冬にも快適とは限りません。ですので、夏と冬とで素材の違う生地にカバーを替えることで、年中快適にソファを使うことができます。
(写真のソファ:ウィリアム)
・カバーの交換は簡単
「いねむ」のカバーリングタイプソファでは、カバーを外すのは簡単で、基本的に下面に付いているマジックテープを剥がしたら、垂直に上に引き上げるだけです。背や座のクッションも、ファスナーを開ければ中身が簡単に取り出せます。
掛け直すときには、ちょっとコツが必要です。本体のカバーは、ズレにくいようにピッタリサイズで作られています。掛け直すときには少しきついと感じますが、少し引っ張っても大丈夫です。
ここで一つ目のコツです。下までカバーを下ろす前に、角を合わせてください。下まで下ろすとズレが修正しにくくなります。
下ろしたところで二つ目のコツです。まだ底面のマジックテープは着けないでください。その前に、座の奥や肘の下で余っている部分を押し込んで下さい。しゃもじやヘラを使うと楽ちんです。それから、マジックテープを引っ張るように底面に着けると、パリッときれに仕上ります。
三つ目は、クッションカバーを入れる時のコツです。クッションの中身を折り曲げるようにして、ある程度までカバーの中に入れたら、中身を奥の角まで引っ張るように入れて下さい。それからファスナーを閉めると、カッコよく仕上ります。
(写真のソファ:アリア)
・カバーリングタイプソファのデメリットも3つ
1つ目は、カバーを外して掛け直すのが面倒
カバーの掛け替えは簡単とはいえ、手間なのも事実。外して、クリーニング屋さんに持ち込んで、引き取ったら掛け直す。慣れちゃえば簡単なことですが、面倒に感じますね。そんな人には、汚れが落としやすい布を選ぶのがおすすめです。
2つ目は、クリーニング代がかかる
生地によっては、自宅で手洗いも可能な場合もありますが、ソファのカバーは立体に縫製されていて、自宅で干すのが難しいのです。変な形で干すと歪んだり、部分的に伸びたりして、掛け直した後で変なシワが出ることがあります。しかも、日陰に干さないと、色が斑になることがあるので要注意です。ですので、基本的にクリーニング屋さんでドライクリーニングされることをおすすめしています。クリーニング代がかかりますのでご了解ください。
3つ目は、コストが高い
カバーリングではない張り込みタイプのソファでは、カバーを外したときに見える白い布(ヌード)の裁断と縫製は不要ですが、カバーリングタイプのソファでは、このヌードとカバーとの両方の生地代と裁断縫製コストがかかるのです。ですので、カバーリングではない張り込みタイプのソファと比べて、カバーリングタイプのソファは価格が高くなっています。
・まとめ
これまで書いてきたように、カバーリングタイプのソファには、メリットとデメリットがあります。
きれいに長く使えて、コスパも良いカバーリングですが、カバーを洗うのは面倒で、購入価格は少し高いです。
私たちはメリットとデメリットとを比べても、カバーリングタイプのメリットが大きいと思っています。それに、気に入ったソファは長く使って欲しいので、「いねむ」ではカバーを換えながら使えるタイプをたくさんラインナップしています。
あなたを優しく眠りに誘うソファ専門店
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