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映画『もものけ姫』

4.6点

1997年の作品。今回、ジブリ作品の再公開で映画館で観ることができました! めちゃラッキーでした!

人間と自然との共生がテーマ
もののけ姫というタイトルから主役は当然『もののけ姫』だと思っていたが、今回あらためて観てみると実はこの映画の主役は『アシタカ』だった事に気づいた。

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公開当時、それまでの日本映画の歴代興行記録を塗り替える大ヒット。映画のタイトルが『アシタカ』だったら、ここまでのヒットになってなかったのでは? タイトルって大切だね〜!

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この映画の主役、山里に住む若者アシタカは、
怒りと憎しみにより『タタリ神』と化した猪神から村人を救うために戦う
村を救うが、そのために呪いをかけられる

その呪いを解くために旅に出る

やがて、西方の地で『タタラ』の村にたどり着く

エボシ御前が率いるその村は、鉄を造る村
その活動は、神々の住む森を破壊し続けていた。
 
人間の繁栄は自然を破壊することでしか成り立たないのか? 

それは必要悪なのか?
しかし、生活に困った人間たちや世間から疎んじられる存在の者がここではなんとか生活できている。
コレにはほんとに複雑な心境になった。

そして、アシタカはタタラ達に戦いを挑むサンの存在を知る

サンは明らかに人の子
しかし山犬に育てられた彼女は人々から『もののけ姫』と呼ばれている

この映画の中での一番の見どころ
それにしても、シシ神さまの神々しいイメージ
生命そのもの? 生命をこえるもの?
そしての登場シーンの描写が素晴らしい!
日本だけではなく、世界中の森の奥深くには、こんな場所があったのでは?

シシ神は夜になるとサンダラボッチに変身する

不老不死・・・ シシ神の血をもとめ

結局、シシ神の首は切られる。

そして、森は枯れる


最後、アシタカとサンの活躍で
シシ神さまの首は戻される


そして、森は命を取り戻す


サンとの別れ際・・・
アシタカはサンに


「時々、
   森に会いに来る
      共に生きよう」

と告げる

この映画のキャッチフレーズ

『生きろ!』

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久石譲の音楽がまたなんとも・・・
人間が生きていくということは
共生というより、何かの犠牲の上にしかなりたたないのか?

答えのない世界を
あのピアノのメロディ(旋律)が、、、、
今もこころのなかで鳴り続けている



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